年末から続けてきたリトミック指導案の「まとめ」がようやっと完了しました。
恐らく、他人からすればどうでもよいことなのですが、個人的には「やりきった!」という気持ちと気づきがありました。

ひたすら指導案作りをしていた時代

私の中で、指導案の「あり方」は年々変化していきました。

 

最初の頃は、全ての活動に対し一字一句、まっさらな状態から作り上げてきました。「明日の園はこういうようすだから…」といったように、完全にオーダーメイドしているようなものです。

 

この作り方では、当然時間がかかります。当時は派遣講師の状態でしたので、午前と午後の移動時間に時間的な余裕もありました。その時間をとにかく指導案作成に費やしていたのを覚えています。

 

もちろん、ノウハウもなく未熟なこの段階です。毎日毎日イチから指導案を作っていたその作業は良い修行になったと思います。

 

その後、慣れてくると「仕組み」が見えてきます。そうすると自分の中で「改善・改良」を加えていくのは自然なことでしょう。そこで私が気づいていったのが「揺らぎで内容に幅を持たせる」ことです。

 

指導案自体の中身を、対象ごとに組み立てるのではなく、あえて「殆ど同じ物」にするのです。同じもの、というのは、数年間で培ったノウハウから「この年齢のこの月では、この活動が出来る」といった一般的な内容のことです。

 

「揺らぎで内容に幅を持たせる」というのは、言っていしまえば「こちらの関わり次第で、面白くも難しくも、やさしくもしていく」というものです。

 

つまり、同じ指導案でも「このクラスの状態では、こうしたほうがよいな…」とその場で変えていくアドリブのようなことです。指導案の内容が「いかようにも出来る」状態こそ「揺らぎ」の部分で、こちらがコントロールしていけるのです。もちろん「目標」は固定で、ここに向かっていくようにします。

 

こうして、オーダーメイドで指導案を作る必要がなくなってきたので、今度は3歳児の4月から5歳児の3月までの毎月の指導案を通して組み立てるようにしていきました。

 

「まとめる」ことでスマートな視点が持てる!?

今回の「まとめた」バージョンが3年目になります。3年間の試行錯誤が詰まっているといっても過言ではありません。

 

この「まとめ」をしていて気づいた事、それは「書き出す事で全体が見える」ようになることです。

 

いくら各歳児、月ごとにまとまっているとはいえ、全ていつでも把握しきれているわけではありません。毎月「来月は…こんな感じか」と思い出して活動に向かうようなものです。終わってみて「もっとこうすれば…」とアイデアも生まれます。

 

その状態は、「とっちらかっている」状態と言えます。視点がその場その場でしか捉えられていなくなるのです。リトミックは長い目で継続して見ていくものです。とっちらかっていては「見通し」が持てなくなってしまいます。

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そこで、1年分を一気にまとめて、さらに3クラスの計3年分を横断的にまとめることで「全体」がはっきりしてきます。そうすると、「4歳の7月時点でこうしたいから、3歳の10月あたりからコレを取り組んでいくべきか」なんて広い視点で指導案に手を入れていけます。

 

まとめる作業は、とても大変です。しかしとても有意義で、来年一年間がとても楽になります。

 

全て書き出して一度自分の頭の中を空っぽにすると、新しいアイデアが入る余地が出来る感覚です。指導案で行き詰まっている方は、いちどこの方法を試してみるとよいかもしれません。

 

 

指導案のまとめには、以下の本がとても役に立ちました。

 

 

「考える技術・書く技術」でブレのないリトミックの指導案を作る! | 子どもと「遊ぶ」リトミック指導 hibikina