リトミックは音楽を教える音楽教育が基本にあります。とはいえ、そこに他の可能性はないのでしょうか?

子どもの社会性は「大人」とのやりとり」から得られ始める

子どもにとっての社会性とは、どんな場面で必要でしょうか。

 

例えば、「かして」「いいよ」と物の貸し借りの場面では自分と他者の関係で社会性が現れます。

 

こうしたやりとりで、(本当は貸したくないけど…まあいいか)「いいよ」、となるには自己をコントロール出来る3歳後半(だいたい)にならないとスムーズにはいきません。

 

では、こうした自己をコントロールする力はどうやって身につけていくかというと、もっと低い年齢の頃からの経験に培われていきます。

 

3歳以下では、貸さなかったり、人の物を取り上げたりと子ども同士のトラブルは当たり前です。

 

そこで、大人(親や先生など)が間に入り「かして」「いいよ」のやりとりをモ見せて示したり、他の物に気を向けさせてトラブルを回避させる必要があります。

 

大人がモデルとなって、「こうすれば楽しく友達と遊べる!」という事にも気付かせていくのです。

 

「やりとり」を生み出すリトミックの場

さて、こうした社会性を築けるような場面をリトミックでも作れるのでしょうか?

 

例えば、私の場合はスティックやマラカスといった物を一人ひとり直接渡して「どうぞ」「ありがとう」「どういたしまして」といったやりとりをしたり、活動前に小物楽器を沢山出して子ども同士が自由に遊べる場面を作ったりしています。

 

もちろん、毎回設定して毎回「社会性を」といった目的で行えるわけではないのですが、可能な限り場面を作ろうと心がけています。

 

さいごに

必ずしも、リトミックにこうした「社会性」を求める必要はもちろんありません。教える側のやり方だったり目的があります。

 

私の場合は、元保育士ということから自分が求める視点がこうなった、と言えます。

 

リトミックには、色々な要素をかみ合わせていける可塑性がとても高いと思います。

 

「こうあるべき」に縛られず、目の前の子どもにとって必要な事をしていきたいものです。