写真は、活動で使用したスカーフを子ども達が畳んでくれたものです。

 

生活、社会的な要素を活動に「付け加える」

リトミックは、機械やモノとのやりとりではなく「人」とのやりとりです。その中で子どもは指導者という「大人」と接点をもちます。

 

そこから、生活に関すること、社会性に関することを得ていきます。

 

幼児期の子からは、大人の一挙手一投足が見られているといっても過言ではありません。そのため、ことらが行う事には気が抜けません(あえて気を抜いて冗談で活動を進める場面もありますが)。

 

そして、こちらが「示していく」ということも出来ます。それは、「リトミック」のやりとりに生活や社会性を含ませていく、ということです。

 

例えば、写真のスカーフですが、使用したあとこちらが一方的に回収するのではなく、「たたんで返してね」と伝えたり、箱を用意して「ここにしまいましょう」とすれば、生活の中で出てくる「たたむ」や「片付け」「しまう」などの要素を入れていけます。

 

例えば、年長児では、こちらの質問にはワイワイと一斉に答えるのではなく、挙手して指名された子が答える、というように学校への前段階としての経験要素を入れていけます。

 

あくまで目的はリトミック

ただ、こうした事が培われるのは、日常の部分がほとんどです。日常の部分とは、家で過ごしている時、幼稚園や保育園で過ごしているときなどです。

 

「リトミックで社会性を伸ばす!」なんておこがましいことは言えません。月イチ、週イチ30分程度の短いリトミックでは、あくまで経験の「きっかけ」を作るだけに過ぎません。

 

しかし、イレギュラーであるリトミックの活動こそ、「きっかけ」をいれていく役割だとも思います。

 

そして、活動の中であれもこれもと設定すると子どもも、指導者自身も混乱してしまいます。

 

それなので、目的はいくつも詰め込みすぎず、あくまでリトミックを中心におくことが大切です。

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