リトミックでは、基本的に音楽は即興演奏による音楽で進められます。相手の反応を見ながら音楽をコントロールする必要があるので、このような方法が最適といえます。

ノードフ・ロビンズのアプローチで考える「療育的視点」

以下の本で、生演奏に対する視点で興味深いことが述べられていました。

 

 

ちなみに「ノードフ・ロビンズ」と呼ばれるものは、即興演奏や歌を用いてアプローチされる音楽療法です。私は、現在この方法に精通した音楽療法士さんと一緒に仕事をしているのですが、その柔軟な指導に驚くばかりで、ドイツの音楽療法と並んで今すぐにでも勉強したいものの一つです。

以下、上記の本より抜粋

我々は、グループ音楽活動の中で、楽器を使うことを通じて障害児たちを活性化させると同時に、その音楽上の建設的な作業の中で、子どもたち同士のやりとりを深めることをねらいとして働きかけている。このことから、活動状況に応じて柔軟に対応できる生の音楽は、録音された音楽に比べ、より優れた療法的可能性をもつことになる。

ここで述べられていることは、「対象に働きかける」ために音楽を使用している、ということ。音楽をコミュニケーションの手段としていることではないでしょうか。

リトミックは療育ではなく、教育にあたります。とはいえ、目的は違えど「音楽を目的のために使用する」という部分では同じなのでしょう。

そして相手が「人間」である以上、臨機応変に対応できる「生演奏」のほうがいいはずです。録音されたものは、「再現」を繰り返すのみなので、活動においてはそれ以上でもそれ以下でもなく応用に欠ける事のほうが多いでしょう(とはいえ、録音物が悪者ではない。場面によって使えることだってある)。