音楽を用いて行われるリトミックの活動は、提示される事柄に対して子ども達が「主体的に」関わっていくものだと言えます。

こうした「主体的」な部分は、例えば考えてみたり、それを表現してみたり、ある程度自由な振り幅の活動内で動いていくものになり、それが「ダンス」とは異なってくる部分だと思います(もちろんダンスといっても創作したりと創造的で主体性をもつ部分はあります)。

子どもに必要な経験は「出来た!」と「出来ない!」の繰り返し

主体性をもって活動していくということは、自分の我を出していくことになります。そうしたことによって「出来た!」と成功経験を積んでいくことが自信を育てることになり、それこそ「生きていく力」になり得ます。

こうした事で得られる「自己有能感」は成功から来るものですが、注目すべきなのはその過程にある「失敗」の経験も含まれています。

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何回も「出来ない…」となっていたものが、ある時突然「出来た!」に変わる!その苦労が報われる瞬間は大人だて嬉しいですよね。

「出来るようになった」という結果には「だから挑戦する」「試行錯誤する」といった「出来ない」も同時に多く含まれています。結局、子どもが必要な経験にはどちらも大切であると言えます。

結果ではなく過程を見ていく、評価していく

リトミックに限らず、こうした子どもが経験していくことについて大人は「出来た」という結果を評価しがちですが、実はもっと大切に見ていかなければいけないのは「出来ない」状態である「過程・プロセス」の部分です。

そして、「出来ない」部分を子どもが自力で「出来た!」にしていけるようフォローしたり、保護者やクラス担任の先生など周りの大人に対して「でも、こういった所が頑張れましたね」と結果だけでは気が付きにくい部分を指摘していくことが指導者の役目となります。