11月11日から五日間、ドイツの音楽療法を実際に学んできました。

現場を見ていくことの重要さ

私は今回、初のヨーロッパとなりなした(というより海外はまだ2度目だが)。目の当たりにした風景や言語は、それまでテレビやネット、本などでしか知らない状態でした。知っているつもりになっていた事柄が、現地で空気を感じて実際に見聞きしてようやっと「なるほど」と実感が出来ました。思っていたよりもハムは美味しくなく(個人的に)ビールは美味く(毎日飲んでた)、ドイツ人は親切に対応してくれて、信号は不親切だったり(すぐ赤になる)と沢山あります。

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そしてそれは音楽療法だってそうでした。確かに、日本で講座を受けたり、本で勉強したり、ネットで情報を集めたりしてきましたが、実際に現地で、現場で知ったり経験して初めて、それまでの知識の全体像に色がついて見えるようになった感覚です(週刊漫画誌で連載時は白黒だが、単行本時の表紙で「このキャラこんな色だったんだ」といったような感覚)。

 

テレビも本もネットも、情報はそれらを介する限り真実とは限りません。ましてや、自身の「思い込み」だってあります。実際に体験したことこそが物事に迫れることを実感しました。その目で見て、自分で聞く事。これをしない限り経験とはいえません。

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外を知る、ということ

前述の事と同じですが、文化的な違いを実際にギャップとして感じて「そうなんだ」と理解することがありました。

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最終日、病院でのお話の際、紹介された楽器の中にチベットの楽器という「仏壇にあるチーンと鳴らすアレの大きいやつ」がありました。療法士の紹介では「とても綺麗な音」ということでしたが、我々日本人からすると「葬式や死を連想する」との意見が出ました。

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常識や既成概念、といったものは誰もが持っているものですが、それが通じることには大なり小なりの違いがあるということを、今更ですが実感しました。やはり、これもテレビ、ネットで知っても「へー」としか思わなかったでしょう。

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今まで知った気になっていた事は日本の、狭い自分の行動範囲だけ、というのはなんだか損な気分です。もっと面白い事が外にはあるはずです。外に出ましょう。外に出たいです。

 

音楽療法士になるためには?

ドイツでは大学で学べます。数は多くないですが、日本人にもチャンスはあるようです。そのためには、現地での実習経験、音楽療法を受ける、条件に満たす日本での学歴、なにより語学、など簡単なものではありません。しかし、道はここにあります。
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ところで、「音楽療法士」という漢字五文字の言葉自体、日本では様々な印象が持ててしまう現実があると思います。学会が中心となって定義付けがされてはいますが、ドイツのものともアメリカのものとも異なり「日本独自の」音楽療法となっている印象があります(否定しているわけではない)。

 

それに加え、民間の団体や地方の団体が独自に「資格」を掲げていたりもします。情報ややり方がが溢れている今、音楽療法士という存在の軸が日本に於いては存在しないのが現状なのではないでしょうか?

 

それなので、「何のために」「何をする」音楽療法士になるのか、自分で見聞きし経験して定めていかなければならないと思います。「私の音楽のチカラでみんなを癒してあげたいの!」等といったキッカケは何でも良いとして(いや、大変素晴らしいと思いますYo)、資格を目指すのではなく、目的を持って望んでいくべきでしょう。