リトミック活動を進める上で子どもたちの「グループ分け」を行うと、活動がより新鮮になったり、より一人ひとりに注目できたりと利点があります。
グループの分け方のコツは、どんなものがあるでしょう?? [もっと読む…] about 保育園でのリトミックで「使える」仕組み。グループはこう分けると良い!
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by 藤原 大輔
リトミック活動を進める上で子どもたちの「グループ分け」を行うと、活動がより新鮮になったり、より一人ひとりに注目できたりと利点があります。
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前回の記事でご紹介しました「スカーフ」について。
今回は、簡単にスカーフを使った活動をご紹介します。
上記リンクで紹介したスカーフ(正式にはジョーゼットスカーフ?)の大きな特徴として「ふんわり」していることが挙げられます。
「ふんわり」というと抽象的過ぎるのですが揺らしたり、宙に放った時に、一般的な「布」よりもゆっくりたなびきます。
「ティッシュ」をイメージして頂くと一番近いかもしれません。
触って感触を楽しむもよし、揺らして感覚を楽しむもよし。
また、音楽に合わせて動かすことでスカーフの動きが「音を視覚化」するかのように表現する事ができます。
それなので、感覚的にも視覚的にも乳児へのアプローチで使用できるといえます。
・音の強弱に合わせて揺らす
揺らし方は自由、小さい音の時は「そーっと」、大きい音の時は「おおきく」揺らす、という活動ができます。
身体を使って「音の強弱に反応する」といった目的が合うでしょう。
音楽ののテンポの違い、ということにも応用できます。
・音楽と一緒に遊ぶ
特に乳児の親子活動で楽しめるものになります。
合図で大人の手の中に丸めてしまう(一緒に子どもも手の中に丸めてしまってもよい)、その後は音楽に合わせて、ゆっくり手を開くと「ふんわり」とまるで花が咲くようにスカーフが広がります。
この時の音楽は、和音進行でいうとⅤ7ーⅠのようなカデンツァなどが合うでしょう。
また、わらべうたの「にぎりぱっちり」もピッタリです。
2歳前後だと、もっとダイナミックにすることもできます。
「手を開く」の部分を「放り投げる」にするのです。花火なんかのイメージで楽しめます。
これらの活動は、もちろん持っていき方で十分リトミックにしていけますが、親子の活動で「物を使った遊び」として行った方が楽しめるものになるでしょう。
・音楽を聴き分けて使う
子どもが大好きな「おばけ」の活動として使えます。
ある音楽の時はスカーフを持って歩く、ある音楽に変わったらスカーフを「かぶって」おばけになりきる、といったものです。
「ある条件の」音楽の聴き分け、といった目的で使用できます。
しかし、スカーフといいおばけといい子どもたちにとってとても興味をそそり刺激的なものになるので、活動どころではなくなるかもしれません。
指導者の進め方、腕の見せどころとなるでしょう。
工夫次第で色々な使い方が出来るスカーフは持っておいて損をすることはありません。
活動の合間に、ちょっと新鮮な雰囲気にするような意味合いで使用するのもよいでしょう。
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by 藤原 大輔
手触りの良いスカーフ。イメージとしては柔らかい綿のようで、フワフワと風に揺れます。
今回は、このスカーフが手に入る場所をご紹介します。
スカーフは楽器ではないので音は鳴りません。
しかし、感触を楽しんだり、音に合わせて揺らしたり、たなびく様子を眺めたりと色々な使い方ができます。
その汎用性からか、リトミックをはじめ、音楽療法の現場や高齢者施設など幅広く使われているのを見てきました。
とにかく使えます。
しかし、あまり一般的ではないので、どこでも手に入るものではないようです。
私は専門の業者から買える機会があった時にまとめて買ったりしていました。
時々、ブログを通じて「スカーフはどこで入手できるか?」といった質問を受けます。
しかし、上記の通り入手は困難?です。
とはいえ実は、昔に浅草で買った覚えがあります。
そこで記憶をたどり、実際に確かめに行ってみました。
浅草まで来ました。場所は仲見世通りの中だったと記憶しています。
休日ということもあり、沢山の人で賑わっています。
ありました。浅草寺に向かっていき左手にお店はあります。
入り口から店内をのぞく。はたしてスカーフは…
ありました!
一枚¥230。正式には「ジョーゼットスカーフ」というのでしょうか。
無地のものだけでなく、水玉など模様入りもありました。
リトミックで使えるのは無地のものでしょう。模様入りは子どもの興味を別の方向に集めてしまう可能性があります。
ちなみに仲見世通りのオカダヤは本店で、浅草駅の方に別の店舗があります。
寄ってみると、ここでもスカーフはありました。種類は本店より少ないそうです。
お店の人に確認したところ、ネットや電話でも通販を行っているそうです。
都内以外に在住の方は、観光がてら寄ってみるか、通販を利用して入手してみてはいかがでしょうか?
オカダヤ 仲見世店
住所:〒111-0032 東京都台東区浅草1-37-1 仲見世西側五号
最寄り駅:浅草駅(銀座線・浅草線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレス)
電話:03-3841-8566
FAX:03-3842-1661
営業時間:AM9:00〜PM7:00
定休日:毎月一回不定休
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by 藤原 大輔
今回はリトミックとは直接関係がありませんが、しかし日本におけるリトミックのあり方として捉えても良いのでは?といった内容です。 [もっと読む…] about 【幼児期運動指針】から考えるリトミックのあり方
by 藤原 大輔
私は、特に年少児クラスでパネルシアターを使います。この年齢は「見せる」ことが集中を集めるための良い方法だからです。
不織布に描かれた絵をパネルに貼ったり抜いたりして話を進めていくものです。
一枚絵の紙芝居より作業の手間はかかりますが、用意は楽です。
以下、ウィキペディアです。
パネルシアター – Wikipedia
今回使った自作のクリスマスツリー。とても簡素なものです。
「クリスマスツリーの飾りを探しにいく」といった流れのイメージ活動で使用しました。
こういう視覚的に惹かれるものがあると、大勢の子どもの注意を集めることができます。
ザワザワと子どもの集中、興味が散漫になり始めても、サッと取り出せば「なんだなんだ」と視線が集まります。
こういった場面は、活動の切れ目で特に見られます。
しばらく動いて次のことを〜、としているうちに子どもは気持ちも身体もアチコチに向いています。
そんな時に、意識の交通整理をするために活用できます。
とはいえ、パネルシアターなど、それ自体が目的にならないように気をつけなければなりません。
あくまで、活動の「補助」として使うべきです。
指導案をもとに、子どもが散りやすいと思われる箇所三つほどで使用する、とすると流れのバランスが良くなると思います。
以下、参考までに。Amazonでも買えます。
パネルシアター材料など | 詳細 |
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パネルシアター用Pペーパー並口 ([バラエティ]) パネルシアター、貼り付ける側の素材です |
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パネルシアター用パネル布 ([バラエティ]) こちらはステージ側の素材です。 |
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0・1・2歳児のかんたんパネルシアターキット ([バラエティ]) 初めて製作するのであれば参考になるはずです。 |
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by 藤原 大輔
基本的に継続していく事が前提であるリトミックですが、どの位の頻度が最適なのでしょう? [もっと読む…] about リトミックの頻度、どれ位がよいのか??