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リトミックのためのピアノ・即興演奏

1-3, “ピアノを両手で簡単に弾く方法” 両手で弾くための役割とは?

2022年6月4日 by 藤原 大輔

ピアノを両手で弾く、ということは右手と左手がバラバラに違う動きをしていることになります。

右手ではAを弾いて、それと同時に左手ではBを弾いて、というように。そう思うと、ピアノを両手で弾くことなんて、とても難しいことをしているように聞こえます。実際、複雑な事をしているのだと思います。

 しかし、それぞれの手は好き勝手に、また秩序なくバラバラに動いているわけではありません。実は、音楽のルールに則った動きをしているに過ぎません。

超絶技巧の、弾くこと自体が困難な楽曲であれば話は別ですが、だいたいは役割やパターンに沿って弾かれていたりします。

 それなので、左右それぞれの手の役割やパターンを把握した上でピアノに望んでみると、案外難しいことをしているわけではないことに気がつけます。

そして、さらにその役割やパターンから難しいものを取り除いていけば、「弾く音はたったこれだけでいいの?」と思うくらいシンプルなものに出来ます。

逆に言えば、弾かれている音を断捨離していき「必要なものだけ」を残していくのです。そこまでいけば、初心者でもピアノを両手で弾くことは、そう難しいことはありません。ちなみに言うまでもありませんが、もちろん練習は必要です。

 ここで、テーマの結論部分を言います。両手の役割を決めるとはどういうことか?それは右手はメロディを、左手は1つか2つの音だけのパターンを弾けばよいのです。

 例えば、ピアノを習ったことがない方でも、ピアノや鍵盤ハーモニカなどでメロディをなぞって弾いてみたことはありませんか?和音など難しい要素は抜きにして、たどたどしくてもポロポロと弾く程度です。

 右手はそれでOKです。シンプルにメロディのみ弾ければいいのです。

メロディとは音楽を構成する上で重要な要素です。言ってみれば主役です。これがなければ音楽の魅力は大きく減ってしまいます。

大げさではなく、右手がメロディを弾きさえすれば、もうそれで音楽は成り立ちます。そして左手は、ものすごく単純なパターンだけを弾けばいいのです。

ところでパターンとは何でしょう??もし、幼稚園や保育園などの先生をされている方だったらおわかりかもしれませんが、童謡などの楽譜では左手が「ドソミソ」と弾いているパターンがあったりします。

これもパターンであり、具体的に説明すると和音、コードの音を分散させて弾くことで伴奏の形を作っていることになります。でも、ピアノ初心者にとって「ドソミソ」を弾き続けるなんてことは困難です。

私も保育士であった当時「こんなん弾けない」と感じておりました。この「ドソミソ」に手を入れましょう。もっと単純に出来ます。そうすることで、左手が担う負担をグッと減らせることができます。

 まとめると、右手は単にメロディを、左手は簡単なパターンを弾くだけです。こう思うと両手で弾くことなんて、なんとかなると思いませんか?実際、何とかなります。音楽を構成している本質的な部分はとてもシンプルなものなのです。そこだけを弾きましょう。

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1-2, “ピアノを両手で簡単に弾く方法” 指またぎについて

2022年5月29日 by 藤原 大輔

ピアノの弾き方に「指またぎ」というものがあります。これは字のごとく「指をまたぐ」ということなのですが、音を連続して弾いていくような長いメロディの場合はこの技術が必要になってきます。

 例として「ドレミファソラシド」と弾いてみるとします。親指から小指まですべて使って弾くと「ドレミファソ」と5音まで弾けることになります。

しかしこれでは残りの3音「ラシド」は、手を大きく右に素早く動かして弾かなければいけません。この手の移動がタイムラグとなる場合があり合理的な弾き方とは言えません。

このような場合、パッと手を移動させるのではなく指をまたがせることでスムーズな手のスライド移動が可能になり、結果、音を弾き続けることが出来ます。

 指のまたがせ方ですが2種類あります。低い音から高い音へ進む場合と、その逆の場合です。

「ドレミファソラシド」と弾くとします。まず、低い音から高い音の場合ですが、親指から始め「ドレミ」と中指まで弾きます。

次の音「ファ」を薬指ではなく、親指で弾きます。この時、親指は中指の下をくぐり抜けていくことになります。後はそのまま人差し指で「ソ」、中指で「ラ」薬指で「シ」、そして小指で「ド」と弾くことが出来ます。

 次に逆のパターンです。「ドシラソファミレド」と右から左へ降りてくるようにしましょう。

小指で「ド」を弾いてスタートします。薬指で「シ」、中指で「ラ」、人差し指で「ソ」、親指で「ファ」、ここまでは先程の逆パターンです。

残りの「ミレド」ですが、指またぎを行います。中指で「ミ」を弾くようにします。この時、中指は親指の上を超えていき弾くようにします。後は人差し指で「レ」、親指で「ド」と弾きます。

 指またぎを使う場面は、その曲の弾かなければいけないメロディ次第ではありますが、指の動きを合理的にするためには必要な技術になります。

もし、何かしらの曲を練習する際に、どうにも弾きにくいと感じることがあったら、指またぎや指の順番を工夫してみましょう。それが解決策になったりすることがあります。

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1-1, “ピアノを両手で簡単に弾く方法” 弾き方について

2022年5月5日 by 藤原 大輔

 このシリーズでは基本的なピアノの弾き方についてお伝えていきます。とはいえ、それは一般的な「ピアノの基礎」ではありません。リトミックの情報をお伝えしている当ページならではの「リトミックのための弾き方」につながっていきます。

それなので、「リトミック講師を目指している」「けれどもピアノは全くの初心者」という方へ、特にご覧頂きたく思っております。リトミックでは必ず「即興演奏」が必要になってきますが、ここからお伝えしていく弾き方がベースとなりお役に立てるはずです。

ピアノは鍵盤を押せば簡単に音が鳴ります。ギターや管楽器などと比べると、音を出すこと自体はとてもハードルが低いと言えます。

とはいえ、これは楽器の習得が簡単というわけではありません。楽器は道具のように、使いこなせなければいけません。

ピアノも同様です。基本的な弾き方を「道具の扱い型」や「型」として身につけることで、無理がなく負担のかからない演奏に繋がってきます。結果、それがピアノの上達に関わってくるのです。

ピアノの弾き方について

例えば、右手で「ドレミ」と3つの音を鳴らすメロディを弾くとします。ただ鳴らすだけなら、どの指で弾いても構いません。人差し指一本で「ド、レ、ミ」と弾くことができます。

しかし、実際に曲を弾くとなると、指一本で弾ききることは現実的ではありません。親指で「ド」、そのまま順番に人差し指で「レ」、中指で「ミ」と弾くとどうでしょう?とても自然な形だと思いませんか?このように、親指から弾き始めることが多いです。そして、この親指を基準として、残りの指で弾いていくようにしていくことが基本です。

しかし、必ずこのルールが正しいとは限りません。例えば、「ミレド」とメロディを弾く場合はどうでしょう?

先ほどとは違って鍵盤を右から左に弾いていくことになります。一番目の「ミ」を親指で弾いてしまったら、次の左にある「レ」を弾くことがとてもアクロバティックな形になってしまいます。

それなので、中指から親指の順で弾いたほうが自然です。

別の例

もう一つの例です。「レミソ」と弾くとします。最後の音の「ソ」ですが、これは低い方、つまり「ド」の音よりも左にある方の「ソ」です。「レ」の音を親指で弾いてしまうと、その次の「ミ」は一つとなりなので人差し指で弾けますが、次の遠く左に離れた「ソ」の音は、届きません。

親指を大きく左へ動かし弾くことも出来ますが、動きとしては無駄が多くなってしまいます。曲のテンポによってはわざわざ弾くことの難易度を上げてしまいます。

やはり、この場合も親指以外から始めた方が良いです。人差し指で「レ」中指で「ミ」、そして親指で左の遠くにある「ソ」を弾く。手の形からしても、この方が合理的です。

ここでもう一つヒントです。最初の指を中指にしてみるとどうでしょう?手の位置が左にずれて親指が「ソ」にもっと近づくことになります。中指で「レ」、薬指で「ミ」と弾いたほうが、もっと弾きやすいはずです。

つまり、指の順番は、弾くメロディ次第となります。音から音、メロディからメロディへの繋がりが自然になるように弾いていきます。

また、慣れないうちはどうしても薬指、小指は使いにくいかと思います。そのため、複雑なメロディでも何とか残りの3本の指で対応しようとしてしまいがちです。

やはり、指は全て使えたほうが合理的に弾けるので、薬指と小指は意識的に使っていくようにしましょう。そのうち慣れてくるはずです。

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