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1-1, “ピアノを両手で簡単に弾く方法” 弾き方について

2022年5月5日 by 藤原 大輔

 このシリーズでは基本的なピアノの弾き方についてお伝えていきます。とはいえ、それは一般的な「ピアノの基礎」ではありません。リトミックの情報をお伝えしている当ページならではの「リトミックのための弾き方」につながっていきます。

それなので、「リトミック講師を目指している」「けれどもピアノは全くの初心者」という方へ、特にご覧頂きたく思っております。リトミックでは必ず「即興演奏」が必要になってきますが、ここからお伝えしていく弾き方がベースとなりお役に立てるはずです。

ピアノは鍵盤を押せば簡単に音が鳴ります。ギターや管楽器などと比べると、音を出すこと自体はとてもハードルが低いと言えます。

とはいえ、これは楽器の習得が簡単というわけではありません。楽器は道具のように、使いこなせなければいけません。

ピアノも同様です。基本的な弾き方を「道具の扱い型」や「型」として身につけることで、無理がなく負担のかからない演奏に繋がってきます。結果、それがピアノの上達に関わってくるのです。

ピアノの弾き方について

例えば、右手で「ドレミ」と3つの音を鳴らすメロディを弾くとします。ただ鳴らすだけなら、どの指で弾いても構いません。人差し指一本で「ド、レ、ミ」と弾くことができます。

しかし、実際に曲を弾くとなると、指一本で弾ききることは現実的ではありません。親指で「ド」、そのまま順番に人差し指で「レ」、中指で「ミ」と弾くとどうでしょう?とても自然な形だと思いませんか?このように、親指から弾き始めることが多いです。そして、この親指を基準として、残りの指で弾いていくようにしていくことが基本です。

しかし、必ずこのルールが正しいとは限りません。例えば、「ミレド」とメロディを弾く場合はどうでしょう?

先ほどとは違って鍵盤を右から左に弾いていくことになります。一番目の「ミ」を親指で弾いてしまったら、次の左にある「レ」を弾くことがとてもアクロバティックな形になってしまいます。

それなので、中指から親指の順で弾いたほうが自然です。

別の例

もう一つの例です。「レミソ」と弾くとします。最後の音の「ソ」ですが、これは低い方、つまり「ド」の音よりも左にある方の「ソ」です。「レ」の音を親指で弾いてしまうと、その次の「ミ」は一つとなりなので人差し指で弾けますが、次の遠く左に離れた「ソ」の音は、届きません。

親指を大きく左へ動かし弾くことも出来ますが、動きとしては無駄が多くなってしまいます。曲のテンポによってはわざわざ弾くことの難易度を上げてしまいます。

やはり、この場合も親指以外から始めた方が良いです。人差し指で「レ」中指で「ミ」、そして親指で左の遠くにある「ソ」を弾く。手の形からしても、この方が合理的です。

ここでもう一つヒントです。最初の指を中指にしてみるとどうでしょう?手の位置が左にずれて親指が「ソ」にもっと近づくことになります。中指で「レ」、薬指で「ミ」と弾いたほうが、もっと弾きやすいはずです。

つまり、指の順番は、弾くメロディ次第となります。音から音、メロディからメロディへの繋がりが自然になるように弾いていきます。

また、慣れないうちはどうしても薬指、小指は使いにくいかと思います。そのため、複雑なメロディでも何とか残りの3本の指で対応しようとしてしまいがちです。

やはり、指は全て使えたほうが合理的に弾けるので、薬指と小指は意識的に使っていくようにしましょう。そのうち慣れてくるはずです。

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Filed Under: リトミックのためのピアノ・即興演奏

About 藤原 大輔

保育士/公認心理師/認定心理士/リトミック講師(Institute Jaques=Dalcroze承認 エレメンタリー免許)。0年以上、延べ5万人以上の子どもにリトミックを教えてきてた現役のリトミック講師。保育教育の現場だけでなく、障がいを持つ子どもへの療育も行い、幼児期の子どもを中心に0歳児から中高生の子どもと関わるプロフェッショナルとして活動している。

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