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【リトミックの指導方法】活動前、環境の整え方

2017年10月30日 by 藤原 大輔

リトミックの活動前にこれを設定しておくだけで成功率がグンと上がります!

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活動前にしておくと、その後がスムーズになる方法です。

 

こちらの荷物を取り出しやすいよう準備しておく

活動の内容にもよりますが、その回の活動で使用するものが色々あると思います。

例えば、視覚教材(絵)だったり楽器、スカーフやボールなど物など。

それらを使う場面では、スムーズに取り出せることが望ましいです。

せっかく順調に進めていた活動が、物を取り出すために中断させていたら子どもの集中も途切れてしまい台無しになってしまいます。

理想的なのは、取り出しやすい場所に「使う順番」で並べておけることです。

そうすれば、「次はなんだっけ?」と迷うことも少なくなります。

置く場所ですが、アップライトピアノであれば上に置けると便利です。

グランドピアノの場合は後ろの屋根部分を閉じたままにして、その上に乗せるとよいです。

他には、テーブルなどが用意できるとよいでしょう。ただし、後述しますが子どもの届かないような場所にしなければなりません。

子どもから「届かない」場所に用意する

こちらが活動で使用しようとする「物」は子どもにとって魅力的に見えるものです。

もし、活動中にそれを見つけると触りにきたり、こちらが話をしていても注目は「物」に行ってしまいうわの空になってしまう可能性があります。

それなので、子どもから「届かない」場所に置く必要があります。

届かない、というのは「目」と「手」の二つの意味があります。

最低限、子どもが立った状態での目線から上に置くようにします。そういった場所が無い場合は手の届かない場所に置くようにします。

例えば、子どもの目線の高さにあり視界に十分入るが、棚の奥にあって手が届かない、といった場所です。

もちろん、子どもから見えなくて手の届かない場所が一番です。

室内のチェックをしておく

もし、リトミックを行う場所が自分の教室であれば、環境は毎回変わるわけではないのでそこまで気にしなくてもいいのですが、幼稚園や保育園といった場所ではそうはいきません。

活動をスムーズに進めるために確認しておくべきポイントがいくつかあります。それは、子どもの動きに関わってくることです。

死角を無くす

こちらから見て、子どもの姿が見えなくなる部分を無くすようにします。

基準は、こちらが演奏する場所から死角になっていないか?となります。

死角がある事で、子どもの様子が見えなくなり、活動での指示出しに影響が出たり、なによりケガがあっても見逃す事になってしまいます。

棚や物がそうした死角を作っている場合は動かしましょう。

動かせない場合は、その場所を封鎖するようにします。

スキマを無くす

スキマがあると、子どもはそこに入りたくなってしまいがちです。

動いている最中に一人がスキマに入ると…それを見た他の子が集まりおしくらまんじゅう状態に。

それ自体が子どもの興味になってしまい活動が止まってしまいます。

机の下も同様に子どもにとって楽しい遊び場所になります。

活動するにあたって望ましくない場合は、スキマを無くしておく方がよいです。

隠れられる場所を無くす

カーテンは特に「隠れる」には最適の場所になります。

上記と同様に、隠れること自体に興味がいってしまい活動が進まなくなります。

できればカーテンは束ねておくことが望ましいです。

環境によっては、子ども達が活動に集中できるよう、カーテンを開いて窓の外を見えないようにしておく必要があるかもしれません。

そうした場合は、事前に「カーテンを触らない」と子ども達と確認しておくようにします。

次回は活動を進める上で重要な「子どもを集める」ということをお伝えします。

 

【リトミックの指導方法】子どもを「集める」技術

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Filed Under: リトミックの指導案 関連タグ:ヒント, リトミック, 指導法

About 藤原 大輔

保育士/公認心理師/認定心理士/リトミック講師(Institute Jaques=Dalcroze承認 エレメンタリー免許)。0年以上、延べ5万人以上の子どもにリトミックを教えてきてた現役のリトミック講師。保育教育の現場だけでなく、障がいを持つ子どもへの療育も行い、幼児期の子どもを中心に0歳児から中高生の子どもと関わるプロフェッショナルとして活動している。

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