日本人ならお馴染みな楽器を使った活動。

 

和太鼓は「音楽の遊び」というより身体を使った遊びに向いている?

 

以前、こちらのブログで和太鼓について触れたことがありました。
和太鼓の魅力 | 子どもと音楽で遊ぶリトミック指導

上記の記事でも触れているのですが、和太鼓はなんといっても「音」の説得力にあると思います。「ドン!」という迫力のある音は全身に響き、その音がリズムになれば思わず身体を動かしてしまいたくなります。

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そういったことから、「身体を使った音遊び」 といった目的にとても有効な楽器だと思います。

 

以下は、私の旧ブログからの転載なのですが、この和太鼓を使った活動をご紹介します。専門的なリトミックではなく、保育士の視点で保育現場でも使えるものとして行ったものです。

 

活動について

この指導案は「保育士」という立場から「ダルクローズ」を応用する、といったスタンスのリトミック指導案です。それなので、純粋な「ダルクローズ・リトミック」の指導ではありません。

 

・対象 小学1年〜2年(別の機会に4〜5歳でも行ったが有効だった)
・活動内容 音に合わせて動く、聴き分けて動く
・目的 活動の前段階(ウォーミングアップ)として身体を動かし発散させる
    音に意識を向けさせる
・使用楽器 和太鼓

 

 

☆内容

  1. 太鼓に合わせてスキップする。音が止まったら、その場で立て膝になる。
  2. 太鼓に合わせて歩く。打ち方が速くなってきたら合わせて走る。太鼓の音がだんだん大きくなってきて「ドン!」と強いアクセントの所でジャンプする
  3. ルールの追加。合図音が聴こえたらターンして反対向きに歩く。
☆音楽
  1. リズムは付点八分音符+十六分音符を基本に(ダルクローズ・リトミックで言うところの「バイナリービートのスキップリズム)。途中、違ったリズムも入れて太鼓だけとはいえ「音楽」になるよう鳴らす。
  2. 歩く場合のテンポはBPM120前後。走る場合のテンポは、実際に自分が小走りになっている時の歩調を目安に。 ※「歩く」が四分音符だとして「走る」が単純に八分音符、と捉えると、自分で動いてみればわかるが不自然に感じるはず。にわかリトミックではこのように教えている場合が多いが、これではダルクローズにカミナリを落とされてしまう。あの世から。 ジャンプの所は明確に提示できるよう、音量差を出すように。
  3. 合図音は、太鼓の縁を「カッカカッ」と鳴らす。「太鼓の達人」で言うところの青いマークのアレです。
☆行ってみての所見・反省
 太鼓は純粋に音が「拍」として強調して提示できるので、動きの推進力を与えて行いく事に有効。

 

1のスキップは子どもを疲れさせ過ぎないよう2~3分にしておき、2の活動前に小休止を入れた(小休止の時に2の活動の説明、大体1分くらい)。ルールの追加をする事で発展が望めそう。

 

活動中、必ず何人かは太鼓に触れようとしてくるので、コチラが叩いてる時に手を出すと間違えて叩いてしまう危険、といった旨を伝えておいた方が良い。余裕あれば活動が全て終わった後、自由に触っていい時間を作ると楽しくなるはず。