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藤原 大輔

デンマークで北欧の教育を聞いたVol.3 幸せへの気付き、軸を持つ

2018年7月27日 by 藤原 大輔

デンマークでのインタビュー記事、前回は「学び」というテーマになりました。

http://hibikina.com/?p=3842

今回は最後のインタビューです。コペンハーゲン中央駅から数駅はなれたAlbertslund駅近くにある特別支援学校を訪問しました。

【mormormorさんのプロフィール】

“mor(モア)”とは、デンマーク語で”お母さん”のこと。 “mormormor(モアモアモア)”は、しあわせな国デンマークの教育現場で働く”mor”、 日本人お母さん3人のユニットです。

 

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タンブル有田妙(ありた たえ)さん

コペンハーゲン近郊、緑豊かなアルバスルンド市にある、知的障害をもつ自閉症児のための 特別支援学校に勤務。同校は”TEACCH”(自閉症スペクトグラム障害の人へのトータルアプ ローチ)の理念に基づいた教育が行われている。現在中学部の担任。子どもを育てることは、信頼してどう手放していくかを考える事とも思い、思春期真っ盛りの生徒達と向き合う日々。
趣味は陶芸。好きな動物は猫。無類の食いしん坊。2年前に離婚。子育ては、元夫と一緒に継続中!13歳と11歳のボーイズと、楽しくも激しい、愛とバトルの日々を送る。神奈川県横浜市出身。

幸せへの気付き、軸を持つということ

ーーー 日本の教育って学力重視からきたところから、「いやいやこれからはそうじゃない」と人間性重視の方向へシフトしていってます。

それはもう学校だけではなく保育園や幼稚園から一貫して繋がって目指せるように法が改正されていってます。そうすると、次の教育のスタンダードを目指すために「日本の教育は時代遅れ」から、例えば「これからは北欧のやり方が正しいんだ!」となるかもしれません。

とはいえ、北欧は北欧で苦労や問題もあるだろうし、こっちはまだ北欧のいいところしか見てないから、安易に「よそは素晴らしい!」となるのは盲目的になっているのでは?そういうのが固 定概念になっているのではないか?と思います。

なので、日本の教育が間違っている、とかではなく単に「それはそれ」ということ。なんにせよ、直接見に行って、話を聞いて初めて自分はフラットに物事を考えられるのでは?と思いました。

たえさん:ちなみにどういうところが「北欧はすごい」ってなるのでしょう?

ーーー 福祉国家というところ、ですね。

たえさん:ゆりかごから墓場まで。

ーーー そう、教育の内容や方向性、つまり子ども中心に進めていく、そういうところですね。「やらせる」というところが少ないように思えます

たえさん:うんうん。それで日本は「ゆとり教育」っていのが始まって、それで失敗したとか色ん な方面から叩かれて…

ーーー あれも「失敗した」と思われてるのは「分数の計算もできなくなってしまった」というような 、学問的な部分での評価で「これは失敗だ」と言われてるけど、そういうところではない部分を伸ばすための「ゆとり教育」だったんじゃないの?というか。

たえさん:そうそう、じゃあ他に伸びたところがあったのかは、評価したのでしょうか。表面的に学校 の休みを増やすとかではなく、「ゆとり」の時間を作ることはひとつの方法でしかないわけで、何を目的にしているか?ということを忘れがちになってしまう、というのはあるかもしれないですね。

ーーー 日本って徹底的な縦社会じゃないですか。年功序列とか。そうすると、世代が変わらない と教育観のようなものは変わらないのでは?と思います。

たえさん:ただ、世代が変わっても必ず同じような人は出てくると思います。 あと例えば世代交代を待つといっても、結局「今の世代はだめだ」って言ってるだけのことになっちゃう心配もあります。やっぱり自分の親、その親の世代から学ぶべきことってすごいたくさんあります。「うちの上司はダメだ」って言ってる時点でもう、変える気ないのかな?って。

ーーー なるほど、確かにそれだと思考停止になっちゃってますね。

たえさん:そうなんです。私が最近思うのは、たしかにデンマークは社会福祉国家で、すごく手厚いシステムもあるのは事実です。

でも、ただ単純に日本もシステムを導入すればいいのかというと違うと思う。政治家になったり、国に食い込んで行ってそういうところを目指したい人はどんどん勉強して、やっていくべきだと思うけど、私たち現場の人間は、もっと個人のレベルで、世界とつながっていくことが大事なのではないか、今、自分たちが正しいと思い込んでいる「感覚」を変化させていかなければいけないのではないだろうかということを、日本の人と一緒に考えたくってmormormorの活動を始めました。

日本では、今、色んなところで、「幸せな北欧の様子(女性の社会進出、労働時間短い、残業なし、etc)」を語る講演会やレポートがありますが(私達のお話会も含めて)、「デンマークってすごい国なん ですね!でも、日本では難しいです。」という感想をきくと、すごくもったいないと感じます。そうではなく、“私”が「どのように世界を見ているのか?」といった自分自身の視点と向き合う。

そして、物事は、「良い・悪い」という判断ではなく、もっとたくさんの方向から見れることに気づいて、自分の感覚を揺らしていって欲しい。そうやって、世界をどんどん広げていってほしい。

ーーー いってみれば、「経験」みたいなものですよね。直接その場に行かなくても当事者から話 を聞けば、それは経験になるじゃないですか。そこでやっと色んな視点に気がつけますよね。

たえさん:日本人の多くは「正しい・正しくない」という絶対的モラルのようなものが自分たちの中にあって、 それが形式的に教えられてきているように思います。それが悪いわけではないのですが、「正解 はひとつだけじゃないよ」って。

ーーー 日本だと、そういう部分はもう文化というか「システム」のようになっていて、そこから 抜け出すのは難しいのでは?と思います。全体の空気を大切にする分、個人がないがしろになりがち、というか。僕は今回デンマークに来てmormormorの3人とお話ししていて、とてもみなさん「個人」がしっかりしている、という印象を受けました。

たえさん:「自分軸」というものでしょうか??

ーーー はい、それです。ちなみにたえさんは日本にいた時から、そのような軸のある人間だっ たんですか?

たえさん:私!?とんでもないです。「豆腐メンタル」だって、友達からも言われるし、自分でも言ってます(笑)。

ーーー (笑)

たえさん:なにかあると、もう、すぐ泣いちゃうよ、みたいな感じだから、ほんと自尊心が低くて、みんなから笑われます。(今も)そんな変わるものではないですよ!

ーーー でも、考え方として「こういうの(色んな視点をもつ)もあるんだ」ということに気がつけた、という部分はこちらに来てありましたよね?

たえさん:そう、こちらにきて、日本で正しいと思っている価値観が崩されて、「あ、これはありなんだ。わたしもわたしでよかったんだ」という“ゆるし”を感じました。

それは、大きなカルチャーショックでした。ただ、それは、異国人としてこの国に来て、色んな価値観に揉まれて過ごしたことによるものなので、デンマークが、パラダイスかというと、そういうことではありません。「幸せな国・デンマーク」に日本人が全員引越 してきたら、みんな同じように幸せになれますか?というと、NOです。

日本人とデンマーク人では価値観がそもそも違う。日本の価値観のまま、この国に来て も、ちっとも幸せは感じられないかもしれない。 Amazonなんてないですよ!?(笑)当日配達なんてないし、再配達なんてしたら¥6000くら いとられますよ(笑)。がん患者だって、手術を2ヶ月待たされるということもあります。

1人ひとりが今この瞬間に幸せを感じられるか?というところに着目するんだとしたら、 どんな国にいようと、どんな状況だろうと、自分がそこで幸せを感じられ る力を持っているかどうかっていうところじゃないかと思います。その力を育てていく、心の教育(人間教育)を、デンマークでは重視していると思います。

ーーー 現場では個人へのフォーカスを重視している、ということでしょうか。

たえさん:教育現場っていうと学校ですよね。もちろん幼稚園、保育園もだし高校、大学とあり ます。でも、実際の教育現場って家庭だったり自分が関わっている職場だったり全てですよ。

自分がいるその瞬間ひとつ一つの状況、「いい・わるい」の判断もなく自分にフラットに入ってくる 全てのことが教育の要素だと思います。 ワールドハピネスレポート、その国の幸福度を計るレポートが出た時に、デンマークやノルウェー、 スウェーデンあたりの北欧の国がトップを占めていますが日本は低いランクに留まっています。

それと同時に、日本人の子は、特にティーンエイジャーの子達は孤独を感じているというレベルが 高いというユニセフのレポートを読んだことがあります。孤独を感じてる状態ってどういうことなんだ ろう?って考えた時、自分と世界とのつながりを絶っちゃってるってことなんだろうと思います。

それってなんでかといえば、自分を大事に思わなかったら世界って別に繋がってなくてもいいことになっちゃうからなんでしょう。自分は世界にとって大事だと思えば、どんどんつながっていかなければいけないわけですから。

セルフスティームが育ちきっていない、私はいてもいなくても同じと感じてしまう。そういうのはデンマークでは 少ないと思います。自分ありき!みたいな。

ーーー そこが前提としてあるから、北欧の教育観が成り立っているのでしょうね。

たえさん:結構、いいかげんです(笑)。子どもに任せる!

ーーー でも、そうですよね。「やらせてる」っていう雰囲気は少ないと思いました。

たえさん:でも、「まかせる」も「やらせる」もどっちも愛情だとは思う。日本のお母さんたちは愛情がないから「やらせてる」のではなくて、愛情が有り余りすぎて、お膳立てしたくなっちゃってるだけなのかもしれない。

ーーー なるほど。

たえさん:だから、「良い・悪い」は別にしてっていうことなんです。それが「悪い」って言っちゃったらそれで止まってしまう。悪いのではないんですよ、「愛」は「愛」なんだから。

でも、違う「やり方」もありますよ、っていう話。こんなやり方をすると、こういうふうなことも起きて来ますよ、という。だから、今の価値観に縛られて、「こうやったらダメなのではないか?」という罪悪感を減らしていくことが大事なのかな、と思います。

ーーー 罪悪感を減らす。

たえさん:そう、「これをやったらいけないんじゃなか?」とか「遅刻したら自分はすごい悪い」 とか。

ーーー それって評価の基準を外に求めてるってことですよね?周りや他人が嫌な思いをしないようにモラルを徹底しているということですかね。
でも一周回って、それは自分のためにやっていることだとは思うんですけどね。こう、「(そのことで) 自分が嫌われたらどうしよう」と面倒を回避するような。

でも、外に評価を委ねて自分自身は納得をしてないと、いつまでたっても報われることがないから、それが罪悪感につながるのかもし れないですね。

たえさん:反応をしてるんですよね。常にreactなんです。actではない。相手の行動やレスポンスにいちいち反応するから、そうなってしまう。

もちろん無反応でいるということではなくて、なにかactionを起こすことは大 事です。ただ、「相手がこうだから」ということに対する反応で動いていくのではなく、それはそれとしてそのままを受け止める。それに対しての判断をしない。

その状態におかれた自分がどう動くかを、こうありたいと思う自分自身に問いかけて、決めていく。「act not react」です。その練習を、普段からしていくことが一つ、大事なことだと思っています。

ーーー そう、だからmormormorのみなさんとお話していて思うのは、個人の人間力、とかそう いう部分への気づきをもっと広めたい、ということを感じるんですよ。でも【デンマークのmormormorさん】となると講演とかではそういった部分ではなく、もっと「福祉の国!」といったお話を求められたりしてジレンマがあるのではないですか?

たえさん:割と自由にやらせてもらってます。でも、お客さんの層によっては教育の話の割合を増やすか、社会全体の話を、というご要望を頂くこともあるので、どこにフォーカスをあてるかは考えていきます。もちろん、内容によってはお断りさせてもらうこともあるかもしれませんが。

ーーー やはり「軸」はあるのですね(笑)。毎年講演をされてますが、去年(2017年)と今年 (2018年)で考え方やテーマが変わってきたなんてことはありますか?

たえさん:ん~、というより去年のところからもっと膨らませてみよう、ということがあります。 たとえば、去年は「人生の舵は自分で取る」という話をしたのですが、今回はもっと深くお話しするつもりです。

たえさん:私たちは一緒に育っていきたいし、考えていきたい。だから、「デンマークはここが 素晴らしい。日本はダメだ。」という目線から話したいことは一切ないです。私たちも日本人として戸惑うことはいっぱいあるんです。

ーーー 今でも?

たえさん:はい、あります。それで、日本人(今までの自分)の感覚や視点だけで、物事を見てると、けっこうしんどいことが多い。それで、違う視 点や考え方を自分の中に増やすことで、同じ現象が起きているのに、ものすごい幸せにそれを受け止めることも 出来ちゃうんだ、ということに気がついちゃった(笑)

ーーー 「良い・悪い」の判断ではなく、自分の中で視点を増やして対応するということですね。 たえさん:そう、だからデンマークがよくて日本は悪い、っていうのも一切ないです。

mormormorさんとお話して気がついたこと

当初デンマークに来た理由として「北欧の実際の教育ってどんなもの?」という疑問からはじまりました。

環境が違うのか、なにか特別な方法論があるのか。でも、mormormorさんとお話を進めるうちに「どんなふうに生きる?」といった自分を見つめていく機会になっていることに気が付きました。

まず「自分」を大切にしているのです。

そして、自分がどうしたいかを「言える」ことが社会として当たり前になっている。

こうした土台があっての「北欧の教育」なのでしょう。

とはいえ、これは「こういうものもある」という一つの事実にしかすぎません。

これからの教育を考えるには、自動的に「よい・悪い」と評価をするのではなく、自分はどう思っているのかと思考に気がつけることが大事なのだと思います。

それが必要とされる非認知能力というものなのではないでしょうか?

http://hibikina.com/?p=3726

Filed Under: インタビュー

デンマークで北欧の教育を聞いたVol.2 学びの目的を考える

2018年7月11日 by 藤原 大輔

前回は、デンマークの保育園事情をインタビューしました。

デンマークで北欧の教育を聞いたVol.1 保育で大切にしている事とは?

インタビューの翌日、私はコペンハーゲン中央駅から電車に乗って30分ほどのespegærde駅へ。

mormormorの一人海老原さんが勤務されている特別支援学校を見学させていただきました。その時に伺った「学ぶこと」への意識について興味深いお話をまとめました。

【mormormorさんのプロフィール】

“mor(モア)”とは、デンマーク語で”お母さん”のこと。 “mormormor(モアモアモア)”は、しあわせな国デンマークの教育現場で働く”mor”、 日本人お母さん3人のユニットです。

ピーダーセン海老原さやか(えびはら さやか)さん

コペンハーゲンから40Km、美しい港町エスパゲーアにある公立学校併設の特別支援学校に勤務。自閉症、知的障害、重度重複心身障害の生徒約70名が在籍。
コミュニケーション、感覚統合、身体的トレーニングを柱とした教育を通し、現在と少し先と将来を見据え、生徒が豊かな人生を送れるよう、日々実践を重ねている。重度重複心身障害児クラスの担任。美術も担当。
コックのパートナーとの共通の趣味は「食」。作るのも食べるのも大好き。10歳のサッカー少年と電車の運転手を夢見る6歳の息子がいる。東京都板橋区出身。

北欧から見た日本ってどんなもの??

ーーー 日本の教育観が北欧を目指しているような方向へシフトしてきていますが、逆に北欧、デンマークから見て日本の教育の優れていると思われる点はありますか?

さやかさん:例えば規律がある、とか。集団で何かを行うことに慣れていますよね。「やらなくていい」という選択肢はないから(弱いから)、歌を歌うならみんなで歌う。

ーーー 確かに日本では普段の保育や学校生活だったり行事など集団で活動することが多いですよね。

さやかさん:集団活動の中で「私は歌いたくない」なんて子は小さいうちでは特に少ないでしょう?

ーーー そうかも…しれないですね。では、「みんな一斉に」といったルールというか雰囲気みたいなものはどう思われますか??

さやかさん:うん、そういう価値観の事は私たちmormormorでも話すんだけど、「いい大学に行く」「いい会社に入る」といったものが良い価値観ではなくなってきているでしょ?大学には多くの人が入れるようになったり、大きい会社は無くなったり。価値観は変わってきてて、震災があって家族との時間がどれだけ大事かという話にもなったりしましたよね。そういう日本人の価値観が大きくグルッと変わってきている時だと思います。

さやかさん:それまでの価値観を否定するわけではないけど、新しいところへも気がつかなければいけない。また、子どもの不登校だったり自殺だったり、子どもが幸せに感じているということが極端に少なくなってきているといえるじゃない?それって、やってきたことが上手くいってなかったからそういう結果になっているんだよね。

ーーー だから日本の教育も方向性が変わってきた、ということですよね。

日本人とデンマーク人は考え方が違う??

ーーー デンマーク人と接していて日本人と違う部分って何か感じますか?

さやかさん:日本の体育の時間のyoutubeを見る機会がありました。すると、動画の中ではみんな整列して体育座りをしている。そういえば、体育座りってなんでだろう?と私も気になって調べたら、「場所をとらずに集まれる」という理由があるそうです。人口が多く狭い日本ならではのアイデアですよね。

となると、デンマークは人口も少ない(国全体の人数がが東京都以下)、地震もない。それなのでまあ、楽観的になるのかもしれませんね。

ーーー やっぱり気質も日本と異なってきますよね。先日はなえさんともお話をしていて話題になりました。

さやかさん:気質も違うし、文化も人数も違いますしね。

ーーー そうなると日本人に北欧の教育を知ってもらうには、そういった根っこの部分も理解してもらう必要がありますよね。

さやかさん:まあでも、それは個人個人が自分から求めないと入っていかないよね。いくら話をしたって、その人が聞く体勢というか「知りたい」って思わないとそれは無意味だから。もっと言えば、「学ぶ」ということに私たちはどうやって接してきたか?ということ。

ーーーその辺り、学力重視でやってきた日本人に必要なお話ではないかと。

さやかさん:そうそう。私、受験生の時に「勉強する」ということは親を喜ばせるとか、いい点を取るものとか思っていた時代があったんだけど…

ーーー 評価基準が自分ではなく外に求めている、という。

さやかさん:そうそうそう。でも、大人になってから留学して勉強をしたし、こっち(デンマーク)に住んでからも勉強をしたのって「自分がやりたいから」やるんだよね。そういう学びってすごい身に染みるし入っていく。

ーーー 過去の受験生のころはどうだったんですか?

さやかさん:全然覚えていない(笑)なんかみんなが行くから私も行く、みたいな。

ーーー そのあたり、デンマーク人はどのような考えなのでしょう?

さやかさん:全員が大学へ行くことが大切とは思っていないし、あなたがやりたい仕事をすればいい。仕事にあった教育はあるし、うまくいかなかったら次を考えればいい。「学び」ということが人生に必要なものを身につけるためのものだって考え方ですかね。で、やりたくないならやらなくてもいい、と。

ーーー 学びに対する姿勢や考え方が明確ということでしょうか。

さやかさん:デンマークの人ってすごく自分たちのことをわかっていて、例えばデンマークってすごい小さい国でお金もないんです。自然資源も少ない。そして、周りの国は反対に大きくてお金も持っている。それなので、デンマークは今後10年20年をどうやって生きていくかってことを考えています。

「イノベーション」ということがデンマークの学校ではよく言われています。クリエイティビティのさらに上をいく人材を作らないと世界での競争に勝てない。一つの新しい価値観「アイデア」を作っていく、ということを大事に考えられていて、それに伴った教育がなされています。言語がいくつも出来るとか、そういうのはもう当たり前なのです。

ーーー 子どもがそういった先を見据えていけるような教育がなされているのですね。それは最近、目指されてきたものなのですか?

さやかさん:いえ、昔からだと思います。でも最近の方が目的をより明確にしてきていると思います。先生が一方的に教えるのではなく、例えばプロジェクトみたいにして子どもたちの興味をひくとか。先生がこう、黒板に立って教えるなんてどれだけ古いか?そういったイメージです。

ーーー その国ならではの事情や経緯があるから生まれた一つの「方法」ということですよね。

さやかさん:昔、見学に行ったデンマークの幼稚園でベテランの保育士さんが「転んだりケガさせたりっていうのも私たちの仕事」って言ってたんです。たしかに、それがあって成長していくんですよね。でも、日本ではそういうわけにはいかないですよね。なので、もしいくらレッジョ・エミリアがいい!といってもそれを受け入れる土壌がないと日本では難しいですよね。

ーーー たしかに形だけ取り入れても難しいでしょうね。もし、日本のこれからの教育を変えていくとしたら必要なことは何だと思いますか?

さやかさん:誰かが外から教える、というよりも、現場にいる人達の意識を変える、ということをしなければいけない。こう、底上げといいますか。時代が変わっているし、考え方が変わっていかないと、将来の子どもたちも変わっていかないと思います。

理念がわかれば「何をすればよいか」が分かる。なぜならそれって「自分で考えること」ができるってことだから。

子どもの教育もそうだけど、私たち大人への教育の仕方というのも必要です。そういったことも関わってくるから現場の意識を変えることは一筋縄ではいきません。

私達mormormorができることは、一つの考えとしてそれを伝えていくことなんだと思います。

世界一しあわせな国の教育のおはなし  ~デンマーク人はなぜ世界一しあわせ?ランキングではわからない、しあわせの指標~

mormormorさんのトークイベントが7月にあるようです。おすすめです!

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デンマークで北欧の教育を聞いたVol.1 保育で大切にしている事とは?

2018年7月4日 by 藤原 大輔

最近、自分の活動について思案していたところ「北欧の教育」というところに強い興味が出てきていました。

現在、日本の教育も「21世紀型教育」とでもいうような従来とは異なった考え方、「北欧型」にシフトしていっています(2020年には小学校の学習指導要領が大きく改定予定)。

では、そんな次世代の教育の解答とも言えそうな「北欧の教育」とは実際のところどうなのでしょうか?

じつは私たちは北欧について本やネット等で知っていること以外に、もっと重要な事柄を理解していないのでは?

そう思い、今回デンマークで保育や教育に携わっている日本人女性3人組「mormormor」さんにお話を聞いてきました。

【mormormorさんのプロフィール】

“mor(モア)”とは、デンマーク語で”お母さん”のこと。 “mormormor(モアモアモア)”は、しあわせな国デンマークの教育現場で働く”mor”、 日本人お母さん3人のユニットです。

デンマーク到着、初日はデンマークの保育園で保育士をされているムンクイエンセン宮腰花絵(みやこし はなえ)さんのご自宅にてお話を伺いました。

ムンクイエンセン宮腰花絵(みやこし はなえ)さん

伝統とモダンが融合された美しい街、コペンハーゲン市にある公立保育園に勤務。同園はイタリアのレッジョエミリア教育にインスピレーションを受け、子供たちそれぞれの個性や意思に寄り添い、学びへの探求を尊重した保育を実践している。
また、描画を中心とした造形表現活動にも積極的に取り組んでいる。現在8か月から2歳半までの14人のクラス担任。
寝ても覚めてもコロコロコミックな10歳とダンスに夢中な5歳の息子たち、特技が料理と整理整頓な夫との4人暮らし。たまの息抜き方法は夫婦でカフェ巡り。埼玉県所沢市出身。

デンマークの保育園事情

ーーー 今回、私が一番お聞きしたかったのはレッジョ・エミリアについてです。はなえさんの園ではレッジョ・エミリアの実践をされているんですよね?

はなえさん:はい、私達の園はレッジョ・エミリアのインスピレーションを受けて実践をしている園です。公立の園なのですが、現園長と主任、副主任が立ち上げのときにレッジョ・エミリアを行っていくことを始め、市に認められ今に至ります。

ーーー デンマークの園は、どこもレッジョ・エミリアを実践しているのですか?

はなえさん:いえ、そういうわけではありません。私達の市だと2〜3つの園ですね。コペンハーゲン市だともっと多いかもしれません。

ーーー 主流、というわけではない?

はなえさん:ないですね!恐らく知らない人の方が多いかもしれないです。保護者も(レッジョ・エミリアを)知ってて子どもを園に入れてるかというと、そうでもなかったりします。イタリア人の保護者もいるのですが、レッジョ・エミリアを知らなかったようです。

ーーー (笑) ということはイタリア本国でさえも、認知されているわけではないのですね。

はなえさん:レッジョ・エミリア市以外の出身の人なんかだと、認知度は低い印象ですね。

ーーー レッジョ・エミリアの理念である「子どもの自主性を大切にする」というのは実際どのような活動になるのでしょうか?子ども達が「やってみたく」なるように仕向けていく、というか。

はなえさん:そう、子ども達の扉を開けていってあげなければいけない!例えばこの写真の子(スライドに映る2歳の子)はある時シナモンの匂いを嗅いでいて、「いいにおい?」と聞いたら「クリスマスのにおいがする!(デンマークではクリスマスの時期にスパイスを入れたホットワインがある)」と答えました。そこから、【クリスマスの匂いの絵を描いてみようか?】というように子どもから出た表現から活動を始めたり広げたりしていきます。

ーーー その活動というのは、その子「個人」に行っているのですよね?

はなえさん:私達の園は小さい園なので、そこまで人数がいないのですが、例えば13人いたら年齢別で4人位のグループにわけます。ペタゴー(保育士)はそのグループの子一人ひとりに対応していくことになります。その子一人から生まれた活動をグループで行うこともあれば、そうでもなかったり。外に遊びに行きたいという子は、その時間だけ別グループに移ったりもします。

ーーー グループ単位での活動がメインではあるけど、その子がやりたいことをしていけるようフレキシブルに対応している、ということですね。

日本とデンマークの保育観の違いはある?


ーーー 保護者との関係はどうですか?というのも、日本ってどちらかというと保育園は「サービス業」のようなイメージがあると思うんです。それなので、子どもを預けている保護者は「お客さま」として対応しなければいけないような感じがあります。

はなえさん:そうですね、私もつい「サービス業」のように、というか「(保護者に)よく見せなければいけない」とか考えてしまいがちだけど、わりと対等だったりします。

はなえさん:親の意識としては、「子どもが毎日楽しければ十分」といった感じでしょうか。もちろん、それはこちら側がきちんと園で行っていることをしっかりドキュメンテーション(後述)などで伝えていってるから、親も「ちゃんと見てくれている」と信頼してくれているのだと思います。

ーーー では、「危険」への意識はどうですか?というのも、私の実体験(保育士として)からなのですが、サービス業である感覚が故にどうしても子どもに「怪我をさせないように!」過敏になってしまう気がするのです。つまり何が言いたいかというと、一言目には「あぶない!」と言って子どもをとりあえず制止させるということがあるのですが、

はなえさん:そうなんです!

ーーー そのあたりはデンマークだとどうですか?

はなえさん:もちろん、やってはいけないことや本当に危ないことに対しては言います。でも、私もやっぱりそういう日本人的なところがあります。

はなえさん:こういうことがありました。ある時、キッチンの遊具を買ったんです。それは、お鍋をかけられたり、オーブンがあるようなものです。で、その遊具の角がちょうどハイハイから立ち上がった頭の位置にあるんです。なので、私は角にガードを付けたんです。

ーーー よく百均とかでも売っている、角部分をスポンジ状のもので覆うやつですね。

はなえさん:はい。でも、他の先生は「つけるな」と。あと、オーブン部分が引き戸のようになっているのですが、買った一日目に指をはさんだ子がいたんです。そこで戸が全部閉まりきらないように物をかませたのですが、「そんなことどうしてするんだ?」と。

ーーー 日本だったら当たり前のことなのに!

はなえさん:でも、それは「そんなことをして子どもはいつ学ぶんだ?」ということなんです。

ーーー たしかに、何でも止めてしまっては子どもの「学び」の機会を奪っている、とも言えますよね。それはレッジョ・エミリアうんぬんではなく、デンマーク人の気質なのですかね?

はなえさん:うーん、そうかもしれないです。園の中でケガはもちろんあります、それでも大したケガはないんです。親も「どうしたんですか!?」となったりしますが、わりとおおらかです。同僚なんかも「それは転んだのよ」とそのままを話します。日本みたいに「すみませんちゃんと見ていなくて…」とはならないですね。

子どもへの声のかけかたの違い

※1〜2歳のグループ。カタツムリがテーマの活動中スライドを見る。実物を紙の上にのせて描いている子も!

ーーー  紙の上にカタツムリを直のせで描いてますね(笑)自分だったら「やめなさい!」と止めてしまいそう。

はなえさん:食べようとする子もいたので危険だったんだけど(笑)

ーーー でも、こういうのも先生の視点がまず違うのでしょうね。「やめて!」の前に子どもがやろうとしていることをちゃんと見ている。こっちが思っていることを「やらせようと」しているわけではない。

はなえさん:そうです。「あっ!!」とは思うんだけど、その気持は堪えるんです!そこで否定的な言葉を発すると子どもはすごい敏感に察知する。で、もう描かなくなったり。だから、こちらがして欲しくないことをした時の言葉のかけ方にはとても気を配っています。

ーーー そういうのって例えばはなえさんが日本人だから、とかはありますかね?もし、デンマーク人だったら同じ場面でも言葉のかけ方に違いがあったりとか。

はなえさん:カタツムリを口に入れちゃうとかはもちろん注意するけど、「ダメだよ」とかは言わないかもしれませんね。こう、サッとさりげなく止めるとか。

はなえさん:あと、日本だと「すごいね〜!」とか「じょうず〜!」って褒めたりするじゃない?でもデンマーク人って、そういうことはあまり言わない。例えば、4人いる中で一人の子を「上手だね!」と褒めたとする。そうすると、周りの子達は「じゃあ私は上手ではない」と傷つく子もいるかもしれない、競争心や闘争心が生まれる子もいるかもしれない。そういう他人との図式が成り立つようなことは避けているんです。

ーーー というのは、まったく「褒めない」というわけではないのですよね?例えばそのグループだったら、全体を考慮した上で競わせないように声掛けをしているとか。

はなえさん:そうそう。競わせることでやる気や自信をつけさせるということは、ある子には合うかもしれないけどある子には合わないかもしれない。という考え方ですね。なので、デンマークでは「ヨーイドン」とか「通知書」とかはないんです。

はなえさん:もちろん個人を褒めることもありますよ。子どもの描いた絵を見て「この丸い形がかけてるね、カタツムリに似ているね」とか。

ーーー 手放しで称賛するのではなく、事実を認める、といったことでしょうかね。

はなえさん:「ヤンテローの法則」ってご存知ですか?それは「自分は人よりできると思ってはいけない」とか。それがデンマーク人の基質になっているって言われてます。

ドキュメンテーションは大人も子どももみんなで共有するためにある!


ーーー (スライドを見ながら)子ども達が絵を描いたり遊んだりしている写真がたくさんありますが、こういう写真や動画などをまとめて可視化するドキュメンテーションというのは日常的に記録をしていくものなんですよね?

はなえさん:はい、毎日おこなっています。

ーーー ドキュメンテーションというものは単に記録ではなく、それ自体をもって保護者に見てもらったり、何より子ども達と「こういうことやったよね」というようにフィードバックさせていったりすることを指すのですよね?

はなえさん:そうそう、例えば壁に張り出したりして。それを子ども達と見た時に、例えば足と手に絵の具を塗る活動をした後に子どもが「今度は顔もやりたいね」とか発言したら、ペタゴー(保育士)はそれを拾って、「じゃあ次は顔でどんなことをする?」と一緒に展開させていったり。

ーーー ドキュメンテーションそのものはいつ作るのですか?

はなえさん:私たちには事務所でドキュメンテーションを作る作業をしていい時間が設けられています。その時に作っています。

ーーー ちなみに毎日の個人個人の様子はどのように保護者へ伝えているのでしょうか?

はなえさん:日本みたいに連絡帳みたいなものはなくて、そのかわりITを利用している形です。例えば、支給されているiPadは保護者とオンラインで繋がっていて今日の様子や写真などをポンッと送信できるようになっています。保護者の方も欠席の連絡などオンラインで済ませられるなど合理的なシステムになっていますね。

ーーー 日本だと連絡帳や日誌など書類業務が多くて残業や持ち帰り仕事になることが多いです。他にも行事準備や装飾とか…

はなえさん:デンマークの園は連絡帳が無かったり行事も少なかったりしますが、じゃあ日本と比べて仕事量が少ないかというと、そうでもありません。ドキュメンテーションもありますしね。ちなみに残業するなんてことはないです。というより絶対にしません!(笑)

ーーー 強い意思を感じます(笑)

はなえさん:なので、残業をするのではなく、時間内で終わらせられるように工夫や協力が大切です。

☆デンマークの教育、保育が目指しているところ

ーーー 日本の園だと「保育所保育指針」や「幼稚園教育要領」など国が定めたものに沿って全体の保育や教育がなされています。デンマークではこういったものはあるのでしょうか?

はなえさん:もちろんデンマークにも指導要領はあります。例えば日本でいう「5領域」みたいなのはデンマークだと6つあります。

  • 子どもの全面的な人間形成・個の確立
  • 言葉
  • 体と動き
  • 自然と自然の現象
  • 文化的表現方法と価値
  • 人間関係・社会能力

これら6つのテーマを基に学びの計画を立てていきます。

ーーー 週案や月案といった活動予定はあるのですか?

はなえさん:私の園では、週一回絵を描く、絵本を読む、リトミック、散歩、感覚遊び、といった形で予定を立ててあります。これらを6つのテーマに当てはめて活動をざっくり考えていきます。もちろん、それらは子ども達の様子や興味から柔軟に対応させていくことになります。

ーーー なるほど、この6つのテーマが「子どもが身につけておくべき内容」ということになるのですね。

はなえさん:そう、でも実はそれはすごく最近の話なのです。以前から指針だったり方針だったりは各自治体や園などでそれぞれ取り組みがありましたが、2004年以降「年間保育指導目的および計画書」の作成、提出が統一化されました。また、伝統的にも保育園、幼稚園は「遊び」を中心に活動することを重要視するため、読み書き習得をなど、教育を受ける場所ではないとしています。基本的に対話によるしつけを重んじて, 自立 、自制心を育てるように子どもたちと関わっています。

ーーー 何か特徴的な取り組みはなされているのでしょうか?

はなえさん:例えば、自治体から保育士各自にiPadが支給されています。それを利用して専用のアプリケーションに子ども達との活動の記録をつけていきます。すると、こちらの取り組みによって子ども達が得られたであろうスキルのグラフが表示され、次回以降の活動の参考にしたりしています。

ーーー デンマークの保育や教育では、学力という点での意識はされているのでしょうか?

はなえさん:それはもちろんあります。でも学力と言っても日本で言う学力ではなく、

ーーー 国語算数理科社会とかではなく?

はなえさん:そう、もっとこう社会性とか、「個人」が目に見えるカタチですね。

ーーー 日本からすると、北欧の教育や保育は「すごい!」と紋切り型に思われがちですが、その国にはその国の問題があってそれに対して取り組んでいる。となると、どこが一番すごい、正しいなんてものはなく、みんな頑張っているんですよね。

はなえさん:自分の息子が通っている園と働いている園しか知らないので「デンマークの園は」なんて言えないけど、私もそう思います。

ーーー でも、そういったことも実際に「外を知る」というキッカケがないとわからない部分ですよね。自分だけが大変というわけではないし、実はよそに改善のヒントがあったり。

はなえさん:そうそう!そういうキッカケをつくることをしたくてmormormorも始めました。

ーーー 世界の教育保育系キッカケづくりのデンマーク代表ですね!

はなえさん:(笑)私は、見聞きする日本の保育士さんの大変な状況とかを変えられたら…と思います。それは、デンマークが優れてるとか「素晴らしいんですよ!」といったことではなく「こういうのもあるよ」って1つの考え方を伝えることです。

世界一しあわせな国の教育のおはなし  ~デンマーク人はなぜ世界一しあわせ?ランキングではわからない、しあわせの指標~

mormormorさんのトークイベントが7月にあるようです。おすすめです!

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レッジョ・アプローチ 世界で最も注目される幼児教育

2018年4月21日 by 藤原 大輔

今年度に入り、自身の仕事観をアップデートさせるべく試行錯誤をしております。

以前、当ブログでも取り上げた本からヒントを得て「未来のための教育」という事柄に強く惹かれています。

さあ、子どもたちの「未来」を話しませんか

上記の記事にあるような「非認知能力」を育てる教育としては、北欧やヨーロッパといった教育先進国がよく聞かれる。

その辺りを掘り下げてみようと、今回はこの本を読んでみました。

レッジョ・アプローチ 世界で最も注目される幼児教育

posted with ヨメレバ
アレッサンドラ・ミラーニ 文藝春秋 2017-11-30

これはすごい、(本当に手前味噌な言い方だが)自分が行ってきた事とリンクする部分があり、思わず「そうそう、やっぱそうだよ!」なんて頷いてしまう部分がありました。

早速、ご紹介します。

レッジョ・エミリア・アプローチとは?

レッジョ・エミリア・アプローチとは、1945年に教育者であるロリス・マラグッツィが北イタリアのレッジョ・エミリア市に設立した学校から生まれた教育法だ。

「どんなアプローチ?」
「何か特別な物を使うの?」
「どんなやり方なの?」

教育法となると、こういったHow to的な要素に興味が行きがちだが、

「では、レッジョ・エミリアとは何なのか。それは、ひとつの「哲学」であり「理念」です。そして、革命的で、革新的で、先進的な、教育に関する思想の体型です。

つまり、レッジョ・エミリア・アプローチは方法というより概念である、とでも言えそうだ。

時系列でいうと、それよりも前にモンテッソーリ・メソッドがある。

教具と呼ばれる「物」が方法の中心にある教育法だ。

そこから比べても異質な教育法だったのではないのだろうか。

レッジョ・エミリア・アプローチの本質とは?

このアプローチの特徴は、人と人との関係性を重要視していることである。

子どもたちが集団の中でアイデアを出し合ったり、議論をしたりというように「話し合い」を経験をしていけるよう「グループ」単位で活動が進められるように配慮がされている。

もちろん、同じグループにとどまるのではなく、子ども自身がそこから得た経験をもとに、自分から他のグループ、他者へと相互的な関わりが持てるようになれることが目指されている。

「いずれにしても、レッジョ・エミリアの理念からいえば、私たちがしなければいけないことは、子ども達に何かを「教え込む」ことではありません。子どもひとりひとりが持っている能力を認めて、それを愛情と信頼をもって見守り、支えてあげることなのです。」

つまり、関わる大人側は「やらせる」のではなく、子どもが自分から「やれるようになる」ことを手助けするのである。

それなので、レッジョ・エミリア・アプローチでは、明確な「こうする」というHow to的な方法は、そもそも考え方が違うのではないのだろうか。

「でも、レッジョ・エミリアの学校で教育にあたる人たちは、創始者のロリス・マラグッツィが唱えたことを、ただ機械的に繰り返すということは決してしません。そうではなくて、彼らはつねに、子どもの「学び」についての研究を重ね、教育現場での自身の経験を活かしながら、教育学と教育手法に貢献し続けているのです。」

子どもたちが自由に考え、相互に関わっていく環境を提供するということは、大人側にも【自由に考えていける力】が必要だ。

果たしてこれは日本の教育に馴染めるのか!?

レッジョ・エミリア・アプローチは「教え込む」という答えが先に出ているアプローチとは真逆にあるといえるでしょう。

日本の教育は、これまで学力重視のやり方できています。

「◯◯ができるようになる」ということが至上主義となっている現状。

もしかすると、まだ日本の教育には合わないかもしれません。

「子どもが、どのような姿に育つことが望ましいか?」

もちろんこれは指導者側の大人の数だけ意見はあると思います。

しかし、本来それを決めるのは大人ではなく「子ども自身」のはずです。

「レッジョ・エミリアの理念が本当に生かされた幼児教育の場では、子ども達の側から生まれるアイディアがきちんと尊重されて、教師はそのアイディアに対して、それがきちんと継続する道筋を与える役回りに徹していなければならない。」

子どもが自分で自分のことを考えていけることを、このアプローチでは目指しています。

そういったものが自信となり、基礎となっていわゆる「勉強」にむかっていけるのだと思います。

子どもが自分から学んでいこうとする姿!すばらしいと思います。

そのために、大人側の心づもりにレッジョ・エミリア的な気付きがあると、教育は変わっていくのかもしれません。

レッジョ・アプローチ 世界で最も注目される幼児教育

posted with ヨメレバ
アレッサンドラ・ミラーニ 文藝春秋 2017-11-30

Filed Under: 書評 関連タグ:レッジョ・エミリア

【リトミックの指導方法】その他のテクニック

2017年10月30日 by 藤原 大輔

「叱る」ときは、その子どもの行動を見極めてから!

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活動において、よりスムーズに進めるためのテクニックをご紹介します。

 

子どもへこちらが「質問」する際の方法

以前の記事にある「じらし」と近いことなのですが、活動で子どもにイメージを持たせる際にクイズ形式で行ったりします。

こうすることによって、子どもは頭で考えることを繰り返すのでイメージを膨らませることに繋がります。

クイズ形式といっても複雑なことではなく、正解に向けて連想していけるようヒントを細かく出していくだけです。

「今日はみんなでこんなところに行ってみたいと思います。」

「乗り物があります」

「レストランもあります」

「観覧車があります」

「ゆ、がつくところです」→正解は「遊園地」

 

ヒントを少しずつ出していくことで、ああでもないこうでもないと子ども達が考え始めるので、イメージを膨らませることになり、結果その後の活動が豊かなものになります。

そして何より「集中」が生まれます。

 

注意引きの行動や言動について

注意引きの行動、言動とは言ってしまえば「ふざける」ようなことを言います。

こうした行動にでる子は、こちらを試しているかもしれないし、緊張の裏返しかもしれないし、単に状況をわかっていないだけなのかもしれません。

なんにせよ、こうした行動や言動は活動を進める上で全体へよくない影響を広げかねないので、様子によっては対処する必要があります。

「そういうことは楽しくないよ」という態度を示すために「無視」をして乗らないのが一つの手です。

こちらの反応を楽しんでいるだけの子に有効です。

ただし、何でも無視するのではなく、その子の別の場面では褒めたり関わってみたりします。

特定の行動には「乗らないよ」と態度で示すのです。

時には「叱る」ことも必要です。線引として「迷惑をかける行為に対して」とするのがよいでしょう。

例えば、活動中にピアノに触れにくる子がいたとします。

大抵の子は、そういった行為に対し(きつい言い方ですが)睨みを利かせると「あっ、まずかったかな…」と繰り返しはしません。

しかし、そうした大人(相手)の様子に気づきにくい子はそれを楽しい遊びの関わりと勘違いをして2度3度と繰り返します。

いざ「叱る」際は途中で演奏を中断して、その子の目の前まで行き、しゃがんで目線を合わせます。

そして、こちらとしては十分迷惑なこと、みんなにも迷惑なことを「気持ち」として「そういうの、嬉しくありません。

先生は嫌です。やめてください」としっかり伝えます。

叱る、からといって大声をだすような「怒鳴る」わけではありません。

あとは、注意引きの言動として「チンチン」「うんち」「おしっこ」といったことを発する子がいます。もう、子ども達の大好きな言葉です。

そうした言動については、わざと大きな声で「えっ!チンチン(うんち)!?なに、トイレに行きたいの!?早く行っておいで!!」と言えば「イヤ、そういうつもりじゃ…」と言わなくなります。

「なーんだ、◯◯くん(ちゃん)赤ちゃんみたいになっちゃたのかと思ったヨ!」と雰囲気を険悪にしないようおどけてみせつつ、暗に「もう言うなよ」という意味で念押しすれば十分です。

グループの分け方

活動によってはグループなどの小集団にわけることもあります。そうした時の分け方についてです。

4歳児以上であれば、どんな方法でもある程度問題なく行えると思います。

しかし、3歳児では難しい場合もあるかもしれません。

「絶対に○○と一緒じゃないとやだ!」と相手にこだわったり、グループという概念自体を理解することが難しい子がいたりします(この様子は4歳児以上でも見られたりはします)。

とはいえ、3歳児は「特定の友達と一緒に」ということを意識し始めるころなので、まだ小集団ではなく全員で活動していく方がよかったりもします。

最も簡単な2グループの作り方

全員で行うには人数が多すぎる、かといってしっかりグループに分けるにはタイミングではない、という時に便利な方法です。

「男の子はこっち(場所を示して)、女の子はこっちに行って座ってください」というように男女で分かれるのが最も簡単で確実な方法です。

欠点は、その集団の男女比によって均等ではない2グループになる、ということです。

頭を触られたら…

3グループ以上に分ける際に有効な方法です。

「目をつぶってください。今から先生が頭をポンと触ります。」といい最初のグループの子を選んでいきます。

目をつぶらせることで子どもは集中し、落ち着いてグループ分けをすることが出来ます。

予め全員の人数からグループ数で割った数を認識しておく必要があります。

また、この分け方の利点として、グループのメンバーをこちらがコントロールできるところにあります。

クラスには、いい意味でも悪い意味でも「ムードメーカー」となる子が数人はいます。

そして、そうした子達はいつも固まっている傾向があるので見分けやすいです。

それなので、その子達を一緒にせずバランスのよいグループに振り分けることがやりやすくなります。

クラスのグループで分ける

園では、そのクラス内でグループが決められていたりします。

そうしたグループをそのままリトミック内でも適用させる方法もあります。

そうしたグループは大抵、担任の先生が熟考した結果のメンバーの配置となっているので、そのまま活動へも活かせます。

欠点として、そのグループ数がこちらの希望する数と一致しない場合があることがあります。

また、欠席している子が特定のグループに集中していると、グループ人数に偏りがでることがあります。

環境を利用する

例えば、クラスにある「イス」ですが、落ち着きの少ないクラスの子ども達を集める際に有効だったりします。

予め壁際にイスを並べておけば「座って先生の話を聞く番」という流れが「じゃあ、座ってください」の一言で乗せやすくなります。

机は基本的に「潜らないように」しておくことが大切ですが(過去記事参照)、使いようによっては「トンネル」として使用できます。例えば、「この音楽の時はトンネルを通ってね」とか…。

柱や壁、棚などにある「色」が活動に活かせたりします。

グループを分けた際に、グループ名を「赤グループ」として赤色がある壁のしたに場所を示したりできます。

園帽子は、特定の役割を持たせる場合に使えます。

帽子をかぶっている人は◯◯の役、というようにすれば視覚的にもわかりやすくなります。

全ての技術は対象を見極めて使う

これまで【指導方法】としてさまざまな技術を紹介してきましたが、これらは私自身が経験で得たものや本で学んだものを総合したものです。

そして、全ての現場で活用している原則的なものです。

しかし、全ての現場で活用出来ているのは、全ての現場で活用してきた経験のある私だから出来るのであって、誰もがマニュアル通りに進められるものではないと思っています。

それなので、もしこれらを参考にされる場合は、ご自身の現場では有効なのか?と試すつもりで行って頂きたく思います。

人間を相手にする以上、完璧な正解はありません。正解は、現場を受け持つご自身が見つけ出すものです。

とはいえ、これらを知っていれば活動を進めることがいくらか楽になることは間違いないと思います。

なぜなら、私が苦労して導き出した方法でもあるので、実践済みという裏付けが’あるからです(1年目で四苦八苦していた自分に教えてやりたいです)。

ブログを御覧になられている皆様のお役に立てれば幸いです。

 

おすすめ本 詳細
リトミック教育のための原理と指針 ダルクローズのリトミック
リトミックの理論やアプローチ方などわかりやすく解説された名著です!
リトミック論文集 リズムと音楽と教育 エミールジャック=ダルクローズ
ダルクローズの論文集。難解な本ですが、読めば読むほど彼の想いや意図が身に染みます。
子供を動かす法則 (教育新書 41)
リトミックの本ではありませんが、子どもに教えるために必要な技術が網羅されています。リトミック指導者こそ読んでおくべき必読書。
人を動かす 新装版
「指導する」ということにおいて重要な人との関わり方がわかる本です
障がいのある子との遊びサポートブック―達人の技から学ぶ楽しいコミュニケーション
この本に網羅されている技術は子どもと接する上で欠かせないものになります

Filed Under: リトミックの指導案 関連タグ:リトミック, 即興, 子ども, 指導法

【リトミックの指導方法】活動の組み立て方はスモールステップで行う

2017年10月30日 by 藤原 大輔

一つずつ、確実な設定が最高の活動になっていく!

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小さい目標が重なって一つの活動としていきます。

 

リトミックの目標を立てる

指導案を立てる際に気をつけなければならないのが「リトミックの目標を決める」ことです。

これをしないとどうなるのか?

例えば「ボールを使う」といった活動を考えたとします。

ボールを使うには、どんな活動にしていくべきか…あれができる、これもできる…。

これがダメなわけではありませんが、これでは「ボールを使う」ことに固執してしまいリトミックの目的が薄くなってしまいます。

そんなにボールを使いたければ、リトミックである必要もなくなります。

もちろん、「ボール」から出発してリトミックの目標と辻褄を合わせていくことも可能ですが、よっぽど経験を積まない限り中身のある活動にしていくのは難しいでしょう。

あくまでも「リトミック」として活動を行うのであれば「リトミックの目標」から中身を考えていくべきです。

一つの目標が分かれて一つ一つの活動になる

一つの目標を、どうやって限られた時間で達成していくか?

同じことを30分間行うことは難しいです(子どもが飽きてしまいます)。

そこで、一つの目標を細かく分割、そして「逆算」して考えます。

例えば、「3種類の音楽を聴き分けて動ける」という目標とします。

最終段階で「3種類」が聴き分けられるとするなら、それより前の活動は簡単なものでなければいけません。

2種類の音楽が聴き分けられれば3種類にいけるか?
じゃあその前に1つずつ経験した方が確実か?
そもそも音楽に合わせて動けるか?

これを整えると例えばですが、

  1. Aの音楽に合わせて動く
  2. Bの音楽でも行う
  3. AかBのどちらかが演奏されるのでそれぞれに反応して動いてみる
  4. Cでも動いてみる
  5. 3種類を聴き分けて動いてみる

というように細分化したことになります。

いきなり「3種類を聴き分ける」に挑戦するよりも、順を追った方が目標は達成しやすいです。

このように、活動は一つの目標を細かくしていく、スモールステップで組んだ方が進めやすいです。

活動を発展させるタイミングは8割が出来ていたら

スモールステップで組んだ活動は、進むごとに難易度が上がる、つまり発展させていくことになります。

この発展のタイミングは早くても遅くてもいけません。

早ければ、理解が出来ていない子が取り残されてその子は活動に興味を示さなくなります。

遅ければ、理解の早い子が飽き始めてしまいます。

適切な発展のタイミングは「全体の8割が出来ている」と思われた時です。

集団で行っている場合は、全員が出来るようになるのを待っていることは難しいです。

しかし、8割の子が出来ていればその子達がモデルとなり「集団」の力が作用します。

そうすると、2割の子はモデルを頼りに流れに追いついていくことが出来ます。

反対に8割の子どもが出来ない場合は、その活動は無理があるとして止めることも必要です。

完璧を目指さない

ちょっと矛盾しますが、8割の子が出来るまで!と躍起になる必要はありません。

完璧を目指さず「まあ、半分くらいの子が出来ればオッケー」と望む場合の方が良かったりもします。

活動を進める上で一番大切なのは「子ども達が楽しめること」です。

いくらこちらが立てた目標が崇高なもので、大人の事情で絶対にその日にクリアしなければいけないとしても、そんなものは子どもにとっては知ったこっちゃありません。

何より「つまらない」と感じたら、子どもは乗ってくれません。

目標か子どもか、どちらを優先するかはその時の状況で判断していけばよいです。

視線を変えていくことで「飽き」を回避する

いくら活動をスモールステップで組んだからといって、子どもが飽きることなく活動を進められるかといえば、そんなことはありません。

5つに分けた活動が全て同じようなものでは、結局一つの活動を続けているようなものです。

そこで、子どもの「視線」を変えていくことを意識して活動を組みます。

例えば、

 

  • 1番目の活動はフロアの真ん中で動いた。
  • 2つ目は反対方向に動いた。
  • 3つ目は活動の説明を聞く際に壁際に並んだ。

 

 

というように、やっていることは同じでも、その時の子どもの場所や空間、方向を変えていくのです。

それだけで、活動の新鮮さが感じられ「飽き」を感じさせないようにしていけます。

活動に入らない子どもへの目標の立て方

子どもによっては活動に入りたがらない子がいます。特にリトミックを始めた最初の頃、3歳児のクラスでいます。

そういった子には、リトミックで行う活動目標より以前に「集団での活動に参加する」という目標を立てることが必要です。

とはいえ、集団を動かしながら、その子一人にも関わっていく必要はありません。

むしろ無理に参加を促すことは逆効果です。

そもそも参加する、ということは「一緒に動く」だけではありません。

「一緒の場にいる」だけで十分参加しているといえます。

それなので、その子の最初のステップとして、同じ部屋で「見ている」ことから始めるとよいでしょう。

「見ている」ことで、どんなことをやっているのか見通しが持てて、それが次第に参加への動機に繋がってきます。

もし、可能なら担任だったり親だったりが側で「見てるだけでもいいよ」と一緒にいられると、子どもも安心するはずです。

誘うタイミングは「笑顔」が見られたら

「見ている」だけの子どもも、そうした参加回数を重ねると場に慣れてきます。

そして、行っていることや、子ども同士の出来事を見て緊張した顔ではない「笑っている」様子になる場合があります。

そうした姿が見られたら初めて「◯◯くん(ちゃん)もやってみる?」と誘ってみるとよいでしょう。

または、側についている大人と事前に打ち合わせしておいて「後押し」してもらうのも手です。

1回目の誘いで入れる子もいれば、やっぱり入れない子もいます(無理しなくていいからね、とフォロー)。

しかし、こうした「誘われる」という経験を重ねていくことで「やってみようかな」という気持ちになっていくものです。

全体での活動に巻き込んでいく

集団の力はすごいもので、全体がわーっとやる気に満ちた時は、泣いていた子もケンカしていた子も活動が始まると一気に活動へ巻き込まれて気持ちを切り替えていきます。

「見ている」だけの子も同様です。

例えば、スカーフを使う活動。

一人ひとりに手渡したり、「箱から取っていって下さい」とする場面で気がつけば「見ている」だけだった子がいつの間にか一緒になってやっていたりします。

こうした全体での勢いに巻き込んでいくのも一つの方法です(もちろん無理強いはせず)。

私の経験上、「見ている」だけだった子はみんな、こういった様子で「いつの間にか一緒になって楽しんでいた」という参加でした。

「見ている」だけの子は、じつは「見ている」ことで経験を内的に積んでいて、あとはエイっと飛び込んでいく機会を待っているだけだったりします。

 

【リトミックの指導方法】その他のテクニック

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リトミック教育のための原理と指針 ダルクローズのリトミック
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