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1-6,”はじめての人”のための「リトミックを教える方法」:リトミックに必要なものについて【子ども編】

2022年2月12日 by 藤原 大輔

子どもの発達について

2つの意味で子どもを知っておく必要があります。

一つは、一般的な子どもの心理発達について。乳幼児期の子どもというのは、本当に1年で姿や中身が大きく発達していきます。

それなので、自分の活動が、今現在教えている子どもの発達年齢とあっているかどうか?ということを考える必要があります。

3歳の子どもに5歳の子どもが理解できる内容で活動するのは難しいです。

また、逆に5歳の子どもに3歳向けの活動を行ったら、簡単すぎてすぐに興味を持たれなくなるかもしれません。

自分が教えている対象の身体的、心理的な発達段階を知っておくことで、適切な活動を提供していけることになります。

目の前の子どもについて

そしてもう一つは、目の前の子どもについてしっておく必要があります。

心理発達といった事柄は大切ですが、あくまでそれは一般論でもあります。

子どもの気質や、どのように育ってきたかで様子は全く異なります

。自分が関わっている目の前の子どもが、年齢と照らし合わせて本に書いてある通り当てはまることは少ないです。当たり前ですが、本当に一人ひとり違います。

それなので、知識として子どものことを知る以上に、目の前の子どもはどんな子かを知ろうとする努力が必要です。こちらの方が大切です。

リトミックで関わる子どもというのは、あなたの目の前の子どもです。その子に何が必要か、どうやって教えるのがいいか、あなた自身で考える必要があります。

教える、指導することについて

リトミックは、ただピアノを弾いて音楽を演奏すればよいわけではありません。きちんとリトミックの目的に向かって進めるように活動を展開していかなければいけません。

そのためには「教える」というこちらの行動が必要です。これを「指導」する、とも表現します。

活動の計画は指導案、指導のしかたは指導法、指導方法などと言ったりします。

「指導」というとなんだか厳しい、やスパルタ、といったイメージを持たれるかもしれません。

しかし、ここでいう指導とは、その字の通り「指し示して導く」というものです。子どもが、目的に向かって進んでいけるよう導いていくのが大人の、こちら側の役目であり責任です。

理想的な子どもの姿というのは、自分で興味を持って考え自分で決めたり行動できたりすることだと私は考えています。

そうなれるよう、子どもが自発的に活動をしていける、そんな楽しめる活動をしていくべきです。

教室によっては、例えばピアノが弾けるようになる、楽譜が読めるようになるといった「出来るようになる」ことを目指したり、子どもの成長のために特色ある関わり方をモットーに活動をしたり、色々な価値観で進めています。

しかし、ではそのためには、どうやって子どもと関わるか、どのように伝えるか、どんなふうに進めるか?といった指導案や指導法は技術として大人側に求められます。

ただ、自分がふんわり思っている理想のためだけの関わり方ではいけません。

どんな流派だろうが、価値観だろうが、子どものために行おうとしていることに間違いはありませんので、良い悪いと決めつけるものではないです。

ただ、きちんと「教える」「指導する」ということには、責任を持って子どもと接していかなければいけません。

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Filed Under: はじめてのリトミック

About 藤原 大輔

保育士/公認心理師/認定心理士/リトミック講師(Institute Jaques=Dalcroze承認 エレメンタリー免許)。0年以上、延べ5万人以上の子どもにリトミックを教えてきてた現役のリトミック講師。保育教育の現場だけでなく、障がいを持つ子どもへの療育も行い、幼児期の子どもを中心に0歳児から中高生の子どもと関わるプロフェッショナルとして活動している。

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