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大人が上手に関わると、子どもは安心して成長できる。

2014年3月6日 by 藤原 大輔

乳児期の子どもは、生まれてから片手で数えられる年数しかたっていません。

 

成長途中でもあるし、発達途中でもあり「経験」をしていく時期といえます。そんな時期は、何より「大人」の接し方が育ちに影響を与えます。

子どもは一番近い「親」を見て判断する

親子でのリトミック活動は、子どもにとってジェットコースターのような体験といえるでしょう。

 

部屋の中で大人数がドヤドヤ動いていたり、反対に座っていて落ち着いていたり。

活動内容によりますが、知らない大人(指導者など)が近づいてきたり、見たこと無いモノ(楽器など)を聞かされたり持たされたり。

 

子どもの視点では、自分の外の環境がグルグルとめまぐるしく変わっていっていると感じているはずです。

そういった中で、子どもはこちらが期待するように「何でも楽しむ」とはなかなかいきません。

 

それなので、警戒したり、不安げになったり、怖くて泣いてしまったりといった姿は、人生の中で「経験」が少ない出来事であろう「リトミック活動」なので当たり前と言えます。

 

それでも、子どもは「興味」を持ちます。

「これは楽しい事なのか?」と子どもが自分からやってみようと気持が動いている時、判断材料になるのは「親」です。

 

自分の安全基地となっている「親」がニコニコしていたり、率先して動いていたりすると子どもは「大丈夫なんだ」と安心します。

 

親が積極的なほど、子どもも前向きになります。

結果、活動を「経験」していくのです。一度「楽しい!」になったら、どんどんやりたくなるはずです。

 

講師側のフォローとは「理由」を明らかにすること

リトミック講師は、ピアノを弾いたり、歌ったり、知識があるだけでは満足な活動は出来ません。

指導する力だったり、活動をリードしていく技術が必要です。

 

親子リトミックの場面、いくら中身のよい活動であっても参加者が動かなければ活動になりません。

 

そのためには、「これは、◯◯の意味があります」、「お母さんが、こうすると子どもも楽しめますよ」などと活動の趣旨やヒントを説明する必要があります。

 

何のためにこれをやっているのか?という疑問を解決することで、参加者である親にもある種の「メリット」が明確になります。そうすることで活動は意味のあるものになっていきます。

 

例えば、自分が参加者だとして、次から次へと「はい、次はこれやりますよー」なんて進められていったら楽しくないですよね。

 

CDやDVDではリトミックが出来ない理由

また、人が行うリトミックが、DVDを流しているのとは異なる点は「その場を調整していける」ところにあります。

 

場を見て、内容を増やしたり、削ったり。今おこった事が楽しければ「もう一回!」なんて変化させていけるのは「人」が進めているからです。

 

話は最初に戻りますが、子どもが「経験」していくためにはこちら側の調整も必要になってきます。

親も指導者も、子どもが安心して活動出来るように働きかけていかなければなりません。

 

そうして得た「社会的な関わりによる経験」は、子どもにとって生きてく上での必要な力になっていきます。CDやDVDの垂れ流しではこうはいきません。

 

子どもが育っていくためには「経験」が必要、それを最大限に伸ばすためには大人がキチンと接していかなければなりません。

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Filed Under: 親子リトミック 関連タグ:リトミック, 保育, 子ども, 指導法, 教育, 親子リトミック

About 藤原 大輔

保育士/公認心理師/認定心理士/リトミック講師(Institute Jaques=Dalcroze承認 エレメンタリー免許)。0年以上、延べ5万人以上の子どもにリトミックを教えてきてた現役のリトミック講師。保育教育の現場だけでなく、障がいを持つ子どもへの療育も行い、幼児期の子どもを中心に0歳児から中高生の子どもと関わるプロフェッショナルとして活動している。

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