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児童館で親子リトミックをするための、三つのポイント part2

2013年3月8日 by 藤原 大輔

どうすれば親子リトミックがうまくいく?

児童館で親子リトミックを行うための心得。

とすると偉そうですが、要は知っておくと進める事が楽になるポイントを、自身の経験からお話します。

児童館と「教室」の違い

ここで言う「教室」とは、ヤ○ハやカ○イ等といった音楽教室の事を指します。

これらで行われているリトミックと児童館のリトミックでは何が違うのか?

 

それは、参加者側からする「有料」と「無料」の違いです。

それによって参加者の意識が変わってきます。

かんたんに言ってしまえば、お金を払う必要のある「教室」には内容がどうであれ【それを目的に来る】ということ。

無料である児童館には、その限りではない、ということです。

有料である「教室」は、予め内容について同意し契約を交わし行われるのに対し、無料である児童館のものは、それらの行程がありません。

そうすると、参加者によっては「こんなのやるつもりではなかったのに…(やりたくないな…)」といった思いをするかもしれないのです。

もし、ニーズがあまりない参加者が多数となった場合は「やらされてる感」が広がり、活動全体が盛り上がらなくなる恐れがあります。

そうなると、今後の活動自体の存続が怪しくなってきてしまいます(誰も来なくなる→児童館側からNGをもらってしまう)。

もちろん、児童館でのリトミックを楽しみにして参加される方が大半だと感じています(そして、そういった方々に支えられて活動できています)。

それでも、そうでない方もいない訳ではありません。

それなので、活動内容に初めての人でも入りやすいような工夫を毎回、意識していく必要があります。

活動内容について

具体的な方法については、人それぞれだと思います。ここでは、中身ではなく器の部分をお話します。

・体力と集中の持続時間

リトミックは主に身体を動かす活動になります。

それなので、親子で歩いたり、走ったりと様々な動きをしていく事になります。

しかし、間に休憩を挟みつつとはいえ、こういった内容を30分間続けることは大変です。もちろん参加者が、です。

活動に対する体力と集中(興味)が最もあるのは、開始直後です。

活動を続けていくと、体力・集中は少なくなっていきます。

それなので、動きなど「疲れる」活動は前半のみに設定するようにします。

30分の活動なら、導入5分→動き活動10分→その他活動10〜15分くらいが丁度良いでしょう。

・声かけ、モデル提示

活動に参加したものの、どうやればいいのか?何回も参加しているなら見通しが持てますが、初参加の場合はわかりません。

全員が経験者だとしても、全員が積極的に動けるわけではありません。

それなので、何をするのかを参加者に明確な提示をしていかなければなりません。

一番分かりやすいのは、実際に「動いて見せる」ことです。

これにより大人は「ああやるのね」と理解し、子どもは(年齢によりますが)模倣することが出来ます。

毎回こちらが動いて見せる、といった流れを入れると活動のテンポが悪くなるので(演奏者とリーダーまたはアシスタント、といったダルクローズでは珍しい複数人のスタイルで行う場合、話は別ですが)、演奏しながら「声かけ」をすることも有効です。

この場合、長々と説明するのではなく、短くスパッと説明しましょう。

この二つの使い分けですが、「どこの部分が伝えるのが難しいか?」といった基準で臨機応変に対応していけば良いでしょう。

そして、原則として「声かけ」は大人のため、「動いて見せる」は子どものため、という事があります。

子どもは大人ほど言葉が分からないからです。

活動のペース配分が忙しいものではなく、分かりやすい説明と進行が盛り込まれた活動内容だと、初めての人でも取っ付きやすくなります。

そして「また来てみようかな」と思ってもらえれば次回につながっていきます。

過剰なサービスはいりません。

内容にちょっとした配慮をすることが、児童館での親子リトミックを行うコツだと思います。

次回は、どんな物が役に立つのか?楽器や機材などを紹介します。

児童館で親子リトミックをするための、三つのポイント part3

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Filed Under: 親子リトミック 関連タグ:リトミック, 保育, 児童館, 子ども, 指導案

About 藤原 大輔

保育士/公認心理師/認定心理士/リトミック講師(Institute Jaques=Dalcroze承認 エレメンタリー免許)。0年以上、延べ5万人以上の子どもにリトミックを教えてきてた現役のリトミック講師。保育教育の現場だけでなく、障がいを持つ子どもへの療育も行い、幼児期の子どもを中心に0歳児から中高生の子どもと関わるプロフェッショナルとして活動している。

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