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藤原 大輔

【リトミックの指導方法】いかにして伝わりやすい声掛けになるか?

2017年10月30日 by 藤原 大輔

「話術!?」で子ども達は話に惹きつけられる!

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子どもに「伝える」ためには、ただ話をするだけでは十分ではありません。

 

伝えるためには、子ども達の耳を開かせる必要がある

このシリーズの記事で「話は端的に」「10秒以内で」と提示の仕方について触れました。

しかし、短いからといってその10秒間を目一杯しゃべり続けては混乱させるだけです。

また、注目させるためには大きい声で話せばよい、ということでもありません。

「うるさい」と感じれば誰だって耳を塞いでしまいます。

「何を言っているのかわからない」「聞きたくない」と子どもが思えば、話は聞いてくれません。

そうなっては、そもそも活動の提示なんて出来ません。

それなので、いかにして「伝えるか?」ということをこちらは意識していく必要があります。

「間」があることで話は引きつけられる

もし、ずっとしゃべっていた人が急に黙ったら「?」と感じるはずです。

その状態は、意識を対象に向けている状態でもあります。

この、黙っている瞬間を話の流れに入れていくことが「間」を作る、ということです。

では、どんなタイミングで入れればよいのか。

「これから、◯◯をします。◯◯っていうのは……(0.5秒くらいの間)……◯◯をすることです。」というように、結論や答えなど「みんなが知りたいであろう事柄」の直前に一瞬入れていくようにします。

ただ、毎回こんな調子で喋っていくのは不自然なので、「ここぞ!」という所で間を開けるようにしていきます。

話の組み立て方、大事なことは先に言う

短い時間での指示を出すためには、周りくどい言い方ではいけません。

そのためには、まず「一番大切なこと」を先に言うようにします。

例えば、「音楽に合わせてスキップする、音楽が止まったら止まる」といった活動を始めるとします。

この中で一番大切な部分はどこでしょう?

ルールとしては「スキップ」と「音楽に合わせる」、「止まる」がありますが、この中だと何より「スキップしている」ことが活動の大前提になります。

その他は、活動中に説明でも間に合います。

もし、10秒でルール全てを伝えるなら、「今からスキップをします」と内容をまず伝え、「音楽に合わせて下さい、もし止まったらみんなも止まります」と補足する形でよいでしょう。

ゆっくり言っても10秒かかりません。

「やってみる?」と提案の形で出して自発を促す

活動内容を提示、または活動中に指示を出したとします。

この時、「…をしなさい」というような命令の形だと、子ども達は「やらされている」という気持ちを抱きます。

大人でもそうですが、「やらされる」ことは楽しい事には繋がりにくいものです。

子どもが何故リトミックに興味をもって参加できるか?といったら「楽しいから」または「楽しそうだから」ということに尽きます。

私は、そうした子どもの心持ちは、遊びの一環なのだと思います。

「…しなさい」ではなく、「…してみます。みんなもやってみる?」と提案の切り出し方に変えるだけで、子どもからすれば選択の余地がある分「やらされている」感はぐっと少なくなります。

結果、「やるやる!」といった自発的な行動に移りやすいのです。

ただ、大抵の子は優しいので「やる」と言ってくれますが、もし子どもとの信頼関係がまだ薄い状況で、かつ子どもにとってつまらない提示だったとしたら正直に「やりたくない」と言われるかもしれません。

身振り手振りを加えることで話が具体的になる

そもそも、子どもは大人ほど言葉を理解できるわけではありません。

そして、大人は意外と子どもに指示を出す時に(子どもにとって)難しい言葉を使っていたりします。

指示提示では、いかに子どもがわかりそうな言葉、表現で話していくか?ということが大前提になります。

そもそも伝わらなければ何も起こりません。

それに加えて身振り手振りを加えるとより効果的です。

人間は外界に対して、自分が使っている感覚は「視覚が8割、聴覚が2割」だそうです(あるリトミックの師匠より)。

となると、身振り手振りで示した方がより伝わりやすいはずです。

動きを示す、空間を示すための指示

動きなどは、こちらが動けばそれがそのまま身振り手振りで視覚に訴えることになります。

集まる場所、進む方向といった空間に関しては、人差し指で大きくグルっと「ここ」と示します。

進む方向などは、「こっちに進みましょう」と方向を指さします。

もし、演奏中などでリアルタイムに指示を出す場合は、楽器にもよりますが手は離せません(ピアノであれば左手でベースを弾きながら右手で示す、ということが出来ますが)。

そうした場合は言葉のみの指示になるのですが、「ピアノの前に集まって」「もっと壁の方まで歩いて」「◯◯は触らないで」と、なるべくイメージしやすい具体的な指示にしていきます。

次回は、活動の組み立て方についてお伝えします。

 

【リトミックの指導方法】活動の組み立て方はスモールステップで行う

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Filed Under: リトミックの指導案 関連タグ:リトミック, 即興, 子ども, 指導法

【リトミックの指導方法】物を使った活動での提示の仕方

2017年10月30日 by 藤原 大輔

「何だろう!?」と思わせることが子どもを惹きつけます

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スカーフや楽器といった物を使った活動での、より子どもの興味や集中を引き出す方法です。

 

「じらし」が子どもの興味をひきつける

物を使った活動は、子どもにとって非常に楽しみな活動になります。

しかし、ここで淡々と物を渡して活動を進めても子どもは好き勝手に遊ぶだけで、そこから活動に持っていくことは難しくなります。

「物を出す」という場面が子どもの興味や集中がこちらに向くピークといえます。

この瞬間を上手に活用することで、その後の活動が大きく変わってきます。

では、どのように「出す」のか?それは「じらすこと」がポイントになります。

子どもを集めて、次の活動に移る場面。

「さあ、先生はこんなものを持ってきました。」

例えば、このように物は隠したまま伝えるだけで「なになに!?」と子どもの注目が集まります。

その際、そのまま出して見せるのではなく、背中の後ろに隠して一瞬だけチラッと見せることを繰り返すと、「◯◯かな??」「わかった◯◯だ!」と、それだけで子どもの興味は最高潮を迎えます。

例えば音の鳴る楽器だったら、見せずに音だけを聴かせたりすることも「じらし」になります。

このように「興味」が高まっているということは、活動に対して集中していることになります。

それなので、「何をやるか?」といった活動の提示がしやすくなります。

いかに、こういった状態に持っていくか?「じらし」がそれを可能にします。

一回だけ使用できる、注目を集める裏ワザ

「じらし」が子どもの興味や集中を集める、ということを利用した裏ワザです。

子ども達が騒ぎすぎて収集がつかない!

そんな場面に有効な一回限りの技です。

騒いでいる子ども達の前で、ズボンのポケットに手を入れましょう。

その時「あれ?おかしいな?」という仕草を大げさにすることがポイントです。

しばらくすると、何人かの子ども達がこちらの様子に気が付きます。

半分くらいの子が「なになに?」と興味を向け始めたら、「あれ!?アレ!?」と大げさに声をあげます。

だんだん小声にしていき「…あった!」と言います。ここで子どもの興味は最高潮です。

「見たい?…じゃあ座って…」と伝え、全員が座った所で…。

「何もありませんが」と伝え、そのまま次の活動へ切り込んで行きます。

言ってみれば騙しているようなものなのですが、騒ぎがどうにもならない場合に有効です。

物の配布方法は活動内容によって変えていく

以前、物の準備は「使う順番で並べておくとよい」といった記事を公開したこともありましたが、活動内容によってはその限りではありません。

例えば、子どもを輪の状態でフロア真ん中に集める→子どもの輪の中で活動の提示、とします。

その場合、活動の提示してから、物を配布するのにわざわざピアノまで戻るのは時間のロスだったりするかもしれません。

最初からフロアの真ん中へ行くことが分かっているのなら、予めその近くに置いておく、または最初から手にしている方が効率的な場合があります。

配布方法のあれこれ

人数が少ない場合は、こちらが一人ひとりに物を手渡していってもよいのですが、大人数の場合は時間がかかります。

既に手渡されている子と、これから手渡される子のどちらも「次の活動」まで空白の時間ができることになります。

この空白の時間は、子どもの集中を恐ろしく無くしてしまい最悪の場合、収集がつかない騒ぎになります。

なるべく、こうした空白の時間を作らないためにも配布方法を考慮していく必要があります。

人数が多い場合、箱(カゴなどでも可)に入れて「取りに来てください」とした方が配布は早く完了します。

その場合、注意すべき点は、箱が一つだと一気に人数が集中するためトラブルの元になることです。

人数が多いときは箱を複数用意して、それぞれを離して設置するとスムーズにいき安いです。

物を持った状態の子どもは「聞けない」

物を持った状態にある子どもは、興味集中が全て物に行っているのでその後の指示が入りにくくなっています。

活動中に指示を加える場面がある場合は、一度回収して子ども達を手ぶらの状態にしなければなりません。

上記のように箱で「取りに来てください」と活動を始めていたら、「一度戻しましょう」と声をかければ良いです。

年齢が低いほど、物を手に持っていると話は入りにくくなります。

5歳児くらいであれば、「下に(床に)置いて下さい。」という指示を理解してもらえるので、短時間の活動提示であれば話を済ますこともできます。

注意事項の説明

物を持った状態の子どもは、時には活動を忘れて自分の遊び(物に没頭する)に熱中してしまいます。

それ自体が悪いことではないのですが、全体の活動が破綻してしまうなど結果的に望ましくないことにもなりかねません。

それなので、予め子どもの行動を想定して物を渡す前に「注意事項」の確認をしておく必要があります。

かといって長々と話していては活動のテンポを崩す上に子どもの集中が無くなっていくので、端的に短く伝えるようにします。

棒状のものは「たたかない」

楽器にしろ物にしろ棒状のものはチャンバラ的な行動を誘発します。

この行動で起こりうる事は「たたく」「たたかれて痛い」といったトラブルです。

それなので、渡す前に「お友達を叩かないでください」と確認するようにします。

布状のものは「ひっぱらない」

リトミックでは「スカーフ」を使うことがありますが、このスカーフは丈夫なものではありません。

使い方によっては過剰に引っ張りすぎて破れる、なんてこともありますので「破れやすいです。」「強く引っ張らないでください」と伝えます。

また、相手に巻きつけたりする行動も想定されるので、危険がないよう活動中は子ども達全体の動きをよく見ておきましょう。

楽器は「こうやって使います」

子どもは楽器を想定外の使い方で扱うことがあります。

提示の際に「こうやって鳴らします」と実際に見せて使い方を知らせていきます。

ただ、想定外の使い方をするからこそ活動が面白くなる、とも言えます。

もし、使用する楽器が高価なもので、どうしてもそれを使わなければ活動が成り立たない、という場合は正しい
使い方を知らせておく必要があります。

そうでない場合は、思い切って自由に使わせることもアリかと思います。

次回は声かけをする際のテクニックについてお伝えします。

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【リトミックの指導方法】分かりやすい提示は「モデルを示す」

2017年10月30日 by 藤原 大輔

模倣させることで「最初の一歩」を示していく!

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子どもは言葉よりも「見る」方が理解しやすいです。

 

模倣することが、自発性の「キッカケ」になる

リトミック活動では、色々な動きをします。

そしてその中では自由に表現してみる場面や、一定の動きに挑戦してみたりする場面があります。

しかしどちらにせよ、「こういう風にしてみると、もっと良い!」ということを子ども達に伝える必要が出てきたりします。

説明をするというのはなかなか難しいことです。

そういった時は、言葉ではなく具体的な何かを「見せる」方が一発で伝わったりします。

つまり、見せたものを子ども達は「模倣」することになります。

この「模倣」は活動自体をし始めた最初期や、慣れた状態でも「初めて行う活動」の際に必要になります。

何かを始める際は最初が肝心です。

「模倣」してみて、だんだん自分のものにしていき「もっとこうやってみよう!」といった自発性にも繋がってきます。

つまり、「模倣」は活動を発展させていくためのキッカケでもあります。

模倣は真似をさせることではない

動きの模倣をさせるということは、一挙手一投足同じことをやらせる、つまり真似をさせることではありません。

全員が同じ動きを目指す(例えばダンスの振り付けとか)のであれば話は別ですが、リトミックでは「やろうとしている姿」を評価していった方が子ども達の意欲が良い方向に変わっていきます。

第一歩を示すことがキッカケ作りになる

とはいえ、「やろうとしている姿」とは、どこまで模倣させていくことなのか?といった判断が必要になります。

リトミックにおいては、音楽に動きを合わせていこうとする過程が大切です。

そこに向かう第一歩として、「最初の動き」だけ真似をさせてみましょう。

例えば特定の動きを音楽に合わせる活動だとします。

最初は音楽無しで、こちらが動いて見せます。「みんなもやってみましょう」と誘い、全員でやってみます。この段階は「真似をさせている」ことになります。

その後、「音楽と一緒にやってみましょう」とこちらは演奏側にまわります。

そうすると、子どもからすると真似をする対象がなくなります。

そうすると、子ども自身が思ったことを動いてみる段階になります。音楽が始まれば、後は動いていくしかありません。

このように、最初だけきっちり模倣させることでキッカケとなり、その後の活動に弾みをつけていくことができます。

大げさに示す

こちらが動きを示す場合、思っている以上に大げさに動いてみて丁度よいです。

とはいえ、大げさ過ぎるとコミカルなものと捉えられてしまい提示にはなりません。

大人がやってみせる、ということは慣れていないとどうしても羞恥心を感じてしまい、動作がコンパクトになってしまいがちです。

それなので、自分が思っているよりも3割ほど大きい動きをして示しましょう。

腕を振るのであれば3割大ぶりに、動きを止めるのであれば止める直前に3割大げさに止めてみせたりします。

加減は難しいですが、恥ずかしがってやるより確実に伝わります。

端的に示す

こちらが示す場合、端的に示すことが大切です。

見せすぎたり、説明が長すぎたりすればするほど、子ども達は混乱していき飽きてしまいます。

提示は長くても10秒以内に、と意識しておくとテンポよく進められ、かつ子どもの集中も下がりにくいです。

そのために、あらかじめ伝えたいことを2〜3点にまとめておくとよいです。

言って聞かせて、やってみせて、やらせてみせて、褒める

ただ模倣させればよいわけではありません。

子ども達が自発的に「やってみよう!」となるには段階を踏まなければなりません。

まず最初に「こういうことをします」と口頭で伝えます。

この段階で子ども達は理解することは難しいです。しかし、興味や集中をひくという導入になります。

次に、実際にこちらが動いて見せます。

見ることで、「さっき言っていたことはこれか」と理解が進みます。

もちろん、こちらの動き方は上記のように大げさに見せます。

頭でわかっているだけでは理解できた事になりません。

実際にやってみる必要があります。こちら側は完璧を求めず、とりあえずやってみましょう。

そして大切なのは、やってみた事に対して「褒める」ことです。

この段階を経て、子どもは「こうすればいいんだ!」「もっとやってみたい!」と意欲的になってきます。

子どもを注目させてモデル示しとする方法

動きを示す、モデルの提示は何も大人だけではありません。子どもの姿も有効です。

前回「褒める」という部分がありましたが、この段階で子どもに注目させていくことが全体に良い影響を広げることができます。

例えば、上手だったり個性的な動きをしている子がいたら、一旦活動を止めて、「みんな◯◯くん(ちゃん)をみてごらん、すごい素敵な動き方をしているよ」と全体に声をかけてみましょう。

そうすると、「褒められた」と感じた子はより意識して動き、それが周りへのモデルとなって模倣の対象になります。

そこから、さらに別の子へ「褒める」ことを広げていければ活動は弾んでいきます。

また、興奮しすぎて「ふざけ」の状態にある子へも、こうした子どものモデルは有効です。

「◯◯くん(ちゃん)をみてごらん」と伝える事で自分の行っていることを振り返らせることになります。

「ふざけ」の子を名指しで「こうしなさい」と伝えて雰囲気を緊迫させるよりも、この方が穏やかな場が保たれます。

何より、言われた子からしても嫌な気分にはなりにくいはずです。

 

モデル示しは、どんな子も輝かせられる

リトミックでは、「こうしなければいけない」といった要素が少なく、それぞれの表現を認めていける機会でもあります。

例えば、普段控えめな子でも、こちらがその子のいい部分を拾って「モデル」として注目させることで、自信を持てるように繋げていくことができます。

褒められていい気分になるのは誰だって同じです。「(ぼくも、わたしも)見て見て!」と活動が活発になっていくことでしょう。

そして「ふざけ」が多かったりする子は、実はアイデアの宝庫だったりします。

全体の動きが画一的になってきたら、こういった子の動きがとても斬新で面白かったりします。

そういった時に「モデル」になってもらうことで、全体がリフレッシュして活動が生き生きしてきたりします。

モデルを示す、ということは様々な可能性があります。

 

次回は、「見せるテクニック」についてお伝えします。

 

【リトミックの指導方法】物を使った活動での提示の仕方

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【リトミックの指導方法】子どもを「集める」技術

2017年10月30日 by 藤原 大輔

上手に子ども達を集めることができると、それだけ活動はスムーズになる!

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集める、とは活動内において重要な事柄です。

 

活動の流れの基本は「集まる」「動く」の繰り返し

リトミックの活動は、歩いたり走ったり、聴いたり歌ったりと様々なことをします。

しかし、活動中の子どもの動きを大きく分けると「集まる」と「動く」の二つのみ、と捉えられます。

もちろん活動内容にもよりますが、こちらが提示や説明する→子ども達が実践する、という流れが繰り返されることになります。

もし、子どもを上手に集められないと活動やこちらの意図を伝えられず子ども達は何をしていいのか分からない混乱状態になってしまいます。

それなので、「集める」という段階はとても重要です。

集まるから全体に伝えられる

もし、全体に散らばった状態で伝えても、それぞれの子ども達の興味集中がバラバラなため、こちらの指示提示が上手く伝わりません。

一見、子ども達が同じ場所に固まっていたとしても、「気持ち」の方がこちらに向いていないと同じく伝わりません。

「集まる」ということは、子ども達を実際にその場に集めること以外に、全員の興味や集中を「集める」ということにもなります。

気持ちをこちらに向けさせる、という意味でも「集まる」ことは大切です。

集まる「場所」を示す

例えば、活動中に子どもを集める際にどんな声かけをしますか?

「こっちにきてください」「集まってー」「先生の方にきてください」など色々な声かけをするかと思います。

しかし、「ここに集まってください」と言われて子どもが思う事は「ここってどこ?」ということです。

もちろん、子どもによっては大人側の意図を理解して動ける子もいるでしょうが、それが全員とはいきません。

それなので、子どもを集める際には具体的な場所を示さなければいけません。

それも、言葉よりも視覚に訴えたほうが伝わります。

指差しで「このへん」という場所を示すのも一つの方法です。

この方法だと、こちらはピアノなど楽器を演奏していた場所から指示を出すことができます。

ただ、それは活動に慣れた子ども達だからこそ出来ることなので具体的な指示ではありません。

一番、具体的な方法は、こちらが集まって欲しい場所に行き、「ここ」と身振り手振りで見せる事です。

活動に慣れないうちや、年齢の低い子ども達の場合は必ずこのように具体的に示していくようにします。

集めたら一歩下がる

こちらが集まってほしい場所に立ち「ここに集まってください」というと、子ども達は一斉に群がってきます。

すると、我先にと向かってくる子が必ずおり、必ずこちらの足元にくっつくようにして座ります。

それを見た子は「自分も」と同じようにして集まり始めます。

このように、指導者が場の中に入ると子ども達の遊びになりやすい傾向があります(少なくとも私の経験上)。

しかしその状態では、次の活動の提示など出来ません。

そこで、子どもが全員集まったところで大きく一歩(実際には2〜3歩)退くようにして距離を保つようにします。

それなので、こちらが集まって欲しい場所に立つ場合、あらかじめ最後に一歩退くことを想定した場所に立つようにします。

色々な集まり方

集まり方には「次の活動」のためでもあります。

いちいち子ども達を集め直していたり、場所を移動させていては時間がもったいない上に子ども達が飽き始めてしまう可能性があります。

そのようなリスクは避けるべきです。

そこで、次の活動がどのように動くか?で集まり方を変えていき、流れをスムーズにしていきます。

輪になって集まる

次の活動が「物を使う」場合に有効な集まり方です。

こちらが子ども達の輪の中に入ることで、物を見せたり説明したりといったことが全員にとって等しい距離で示すことができます。

円の中心にいるので、同じ方向だけ向いているわけにはいきませんので、こちらはクルクル回りながら全員に示す必要はあります。

物を配るにも順番に配っていけるので、渡しそびれで時間をロスする、といったことが少なくなります。

集まる方法として、全員で手を繋ぐ→輪になったら手を離す→座る、の順で出来ます。

ただ、この集まり方が出来るのは私の経験上、4歳児以上でないと難しいです。

また、3歳児では手を繋いだまま輪を維持することが難しいです(わざと引っ張ったり動くことをするのが楽しくなってしまう)。

様子を見て、こちらも一緒に入って手を繋ぐのも良いでしょう。

壁際に集まる

次の活動で、こちらが動いて見せる、などの例を見せる際に有効な集まり方です。

集まり方としては、壁際を指さし「ここに集まります」「壁ぺったんで集まります」と言えばよいでしょう。

この場合、子どもが密集して集まるので子ども同士のトラブルが出ることが多いです。

トラブルになりそうな様子を先取りして、「まあまあ、このくらい空けて座ってみよう」と介入していく必要があります。

列になって集まる

例えば、合奏のような定位置が必要な場合に使われる集まり方です。

こちらが列になる起点に立って、列の方向に腕を伸ばし「ここに並びます」と示します。

予想される子ども達のトラブルとしては、並び順をめぐってのケンカが始まることがあります。

人数が多い場合は一気に全員を集めようとせず、「ここからここまでの人は並んでください」というように、こちらが人数を区切って少しずつ並ばせていく方が良いです。

また、ある程度年齢が上であれば、複数の子を先頭に決めて複数列を示すことも可能です。

次回は子ども達に「いかにわかりやすい」伝え方をするか?という内容をお伝えします。

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【リトミックの指導方法】活動前、環境の整え方

2017年10月30日 by 藤原 大輔

リトミックの活動前にこれを設定しておくだけで成功率がグンと上がります!

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活動前にしておくと、その後がスムーズになる方法です。

 

こちらの荷物を取り出しやすいよう準備しておく

活動の内容にもよりますが、その回の活動で使用するものが色々あると思います。

例えば、視覚教材(絵)だったり楽器、スカーフやボールなど物など。

それらを使う場面では、スムーズに取り出せることが望ましいです。

せっかく順調に進めていた活動が、物を取り出すために中断させていたら子どもの集中も途切れてしまい台無しになってしまいます。

理想的なのは、取り出しやすい場所に「使う順番」で並べておけることです。

そうすれば、「次はなんだっけ?」と迷うことも少なくなります。

置く場所ですが、アップライトピアノであれば上に置けると便利です。

グランドピアノの場合は後ろの屋根部分を閉じたままにして、その上に乗せるとよいです。

他には、テーブルなどが用意できるとよいでしょう。ただし、後述しますが子どもの届かないような場所にしなければなりません。

子どもから「届かない」場所に用意する

こちらが活動で使用しようとする「物」は子どもにとって魅力的に見えるものです。

もし、活動中にそれを見つけると触りにきたり、こちらが話をしていても注目は「物」に行ってしまいうわの空になってしまう可能性があります。

それなので、子どもから「届かない」場所に置く必要があります。

届かない、というのは「目」と「手」の二つの意味があります。

最低限、子どもが立った状態での目線から上に置くようにします。そういった場所が無い場合は手の届かない場所に置くようにします。

例えば、子どもの目線の高さにあり視界に十分入るが、棚の奥にあって手が届かない、といった場所です。

もちろん、子どもから見えなくて手の届かない場所が一番です。

室内のチェックをしておく

もし、リトミックを行う場所が自分の教室であれば、環境は毎回変わるわけではないのでそこまで気にしなくてもいいのですが、幼稚園や保育園といった場所ではそうはいきません。

活動をスムーズに進めるために確認しておくべきポイントがいくつかあります。それは、子どもの動きに関わってくることです。

死角を無くす

こちらから見て、子どもの姿が見えなくなる部分を無くすようにします。

基準は、こちらが演奏する場所から死角になっていないか?となります。

死角がある事で、子どもの様子が見えなくなり、活動での指示出しに影響が出たり、なによりケガがあっても見逃す事になってしまいます。

棚や物がそうした死角を作っている場合は動かしましょう。

動かせない場合は、その場所を封鎖するようにします。

スキマを無くす

スキマがあると、子どもはそこに入りたくなってしまいがちです。

動いている最中に一人がスキマに入ると…それを見た他の子が集まりおしくらまんじゅう状態に。

それ自体が子どもの興味になってしまい活動が止まってしまいます。

机の下も同様に子どもにとって楽しい遊び場所になります。

活動するにあたって望ましくない場合は、スキマを無くしておく方がよいです。

隠れられる場所を無くす

カーテンは特に「隠れる」には最適の場所になります。

上記と同様に、隠れること自体に興味がいってしまい活動が進まなくなります。

できればカーテンは束ねておくことが望ましいです。

環境によっては、子ども達が活動に集中できるよう、カーテンを開いて窓の外を見えないようにしておく必要があるかもしれません。

そうした場合は、事前に「カーテンを触らない」と子ども達と確認しておくようにします。

次回は活動を進める上で重要な「子どもを集める」ということをお伝えします。

 

【リトミックの指導方法】子どもを「集める」技術

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リトミック指導案の作り方 その5【活動4,5,6,7:終結まで】

2016年9月22日 by 藤原 大輔

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リトミック指導案の作り方、サンプル指導案をもとにご説明いたします。

ここまで、『指導案の組み立て方」の導入から最初の活動までについてお話をいたしました。

→リトミック指導案の作り方 その1 【スムーズな活動にするための全体構成の仕方】

→リトミック指導案の作り方 その2【活動1:導入】

→リトミック指導案の作り方 その3【活動2:導入2】

→リトミック指導案の作り方 その4【活動3:お散歩】

→指導案のダウンロードはこちら

集中を要する「音を聴き分ける」という活動

さて、以前の記事で活動の真ん中にピークを持ってくるという事をお伝えしました。

全体の活動の流れは時系列で大きく3つの部分に分かれます。

  • 発散させる部分
  • 集中させる部分
  • 解放する、終結させる部分

 

前回の「お散歩」が1だとしたら、次からの活動が2になります。
それなので、ここからが指導案で立てた「目標」の部分になっていきます。

「お散歩」ではリトミック活動で行う「動く」「止まる」という基礎部分を遊びながら行いました。と同時にこれらは以降の活動の『前提条件』になります。

この後の活動ではテンポや音楽の違い、合図に反応をしていくことになるのですが、そもそも「音を聴く(自分から能動的に、という意味で)」ことが出来ていないと活動は成り立ちません(ただ好き勝手に走り回る、になってしまいますよね!?)。

「導入」でこれからはじまる活動への示唆、体験を。
「お散歩」でルールの経験と、遊びたい!といった有り余る欲求の発散を。

ある程度遊べたら、「次はこういうはどう??」というように次の遊び(活動)を提示する。そんな流れになります。

本当に「聴く」ということが要求される車のイメージ活動

「車に乗る=走る」というイメージ活動です。今度は歩くことよりも激しい身体の動きをするので子ども達にとっては刺激的なものになります。

刺激的、ということは子ども達からすると「走る」ことのみに夢中になりやすいです。

しかし、その状態でも「音楽を聴く、反応する」ということを行うことになるので自分をコントロールしていかなければいけません。

そんな状態だからこそ集中することが培われていく、と言えるでしょう。

また、一つ前の「お散歩」の活動で出てきた「赤信号=止まる」という概念もそのまま活かせます。

それなので、イメージが日常的であり連想しやすいことから「お散歩」から「車」の活動はスムーズに移行し易いです。

さて、この活動の入り方ですが年齢が低いほどしっかりイメージを持たせることが大切になってきます。

そうしないと、ただワーッと始まり走り回ってお終い、といった経験にしかなりません。

「お散歩」の活動が終わったら一度、子ども達を座らせて以下のように進めるとよいです。

「次は…乗り物に乗りたいと思います。」

「(ハンドルを持つふりをしながら)こういうふうに…運転する乗り物って知ってる??」

「そう!今度は車に乗ってみます。…乗ってみたい子!じゃあ、みんなに鍵を渡すね(一人ひとりに渡すふり、余裕がなければいっぺんに渡すふり)」

「じゃあ、みんな鍵を開けて〜、乗ります(よーいしょ)、ドアを締めて(カチャン!)、エンジンかけて(ブルーン!)」

この段階まで来たら「まだ赤信号だから止まっててね…青になったら走るよ…」と小声で伝えつつ準備をさせます。

音楽が始まったら一斉に走り出すでしょう。

もし、人数が多いクラスの場合は「お友達とぶつかるとケガになるからね、離れて一人で走ってね」と声掛けをしておくようにします。

音楽を「聴き分ける」という動物のイメージ活動

続いての活動は2種類の音楽を「聴き分ける」という活動になります。

これまで「歩く」または「走る」と「止まる」という二つの動きだった内容が一段階、高度になります。

最初に絵を見せてイメージさせることを行いますが、これには2つの目的があります。

一つは、具体的であり子ども達もよく知っているであろう動物をイメージさせることで、「どんなふうに動けばいいのか」という活動へのヒントを与えることになります。

そしてもう一つの目的として「休憩」があります。

この一つ前の活動は「走る」ことをメインに行ったので、子ども達は充実感とともに疲れも伴います。

活動も中盤に差し掛かっていることもあるので、この辺りで休みを入れたほうが後半へのためになります。

それなので、ただ絵を見せるのではなく、紙芝居のようにしたりクイズコーナーのようにしたりと工夫して2〜3分かけて休みつつ、でも次への期待に繋がるような時間にしていきます。

参考:【リトミックの指導方法】物を使った活動での提示の仕方1

また、ここでは動物の動きをイメージさせていますが、必ずしも「ゾウなら手を前に伸ばして鼻のつもりでパオーン」といった特定の動きをさせる必要はありません。

あくまで「音楽の違い」を動きとリンクさせてイメージできるように動物を提示しています。

指導案の「指導ポイント」では「鳴らしながら動き見せる」としました。これは、タンバリンで音楽の拍を鳴らしながら動きを見せることを想定しています。

この時点では指導者は両手が塞がっているため、特定の振り付けのようなものは提示されていません。音と「下半身の動き」のみです。

こういった、子ども達がよく知っている事柄をイメージ活動で使う場合は、最低限のルールのみ伝えて、あとは自由にさせていくと面白いです。

活動を進めながら「わー!◯◯くんのゾウさん、すごい◯◯だね!」「みんな見て見て◯◯ちゃんのことり、とても◯◯だよ!」など、個人の良いところ、独創的なところなどを周りとシェアしていける機会が生まれます。

そのことで、活動が盛り上がったりします。

参考:【リトミックの指導方法】分かりやすい提示は「モデルを示す」3

指導案では「ゾウ」と「ことり」としていますが、この限りではありません。

自由に変えても良いと思います。

最後に「遊び」とちょっとした「スリル」のある活動を

ここまで来たら、活動は終結に向かいます。どのように終結させるかで、子ども達は「また遊びたい!」となるか「もういい」になるかが分かれます。

メインである「音楽を聴き分ける活動」が終わったら、子ども達は頭も身体もクタクタになりつつあります。この段階で課題めいたものを行うと「また!?もうこういうのはやりたくない!!」となってしまいます。

疲れた印象だけ残ってしまい「リトミック=やりたくない」という図式になりかねません。

それなので、最後に行う活動としては「激しくないもの」「頭を使わずにできるもの」「でも、楽しいもの」という条件をもった活動が最適です。「お化けの森活動」はこれにピッタリです。

活動としては単純で、不安な音楽の中、子ども達は抜き足差し足忍び足…合図がなったらその場でしゃがんで隠れる(ふりをする)、これだけです。(ちなみに終わらせ方は、「森を抜けた!」で明るい音楽とともにスキップします)

もし、時間と子ども達に余裕があるのであれば二つ前の活動「車」をもう一度入れてもよいでしょう。

先ほど行ったものなので、負担なく取り掛かれるはずです。ただし疲れているので活動時間は最初より短くします。

「走る」ことも「楽しい!」につながるので、「あー面白かった!」と活動を締めくくれるでしょう。

最後に「終わりのうた」で活動はおしまい。歌うことで「これで今日はおしまい」「いつもの時間に戻る」という気持ちの切り替えを促します。

色んなことをして考えたり疲れたりもしたけど楽しかった!といった子ども達の反応が得られたら、30分の活動は成功といえるでしょう。

「またやりたい!」という気持ちが次へ繋がります。

さいごに

リトミック指導案の基本的な流れとしては以上です。


最初の記事
では指導案の全体的な流れをお伝えしました。これは活動内容についてではなく、子どもの動きや様子を想定して組まれた流れになります。

私がリトミック指導案で失敗してきたことといえば、このように「流れ」を意図して組めていなかったことが大きい原因でした。

「音の高い低いを理解させるためには…」
「即時反応は大切だからやらなきゃ…」
「今回はギターを使ってみたいから…」

などと、自分の都合を優先させた結果、非常にストレスやプレッシャーのかかる活動になっていたりしました。そんなものでは子ども達は嫌になってしまって当然です。

いかに子ども達を楽しませることができるか?その中で何を経験させるのか?そのためには、どう進めればいいのか?

子ども達の目線で考えていくと、指導案は組みやすくなります。

もちろん、これらはあくまで私自身の経験によるものです。あらゆる子ども達に適したものではありません。現場ごとに吟味していく必要があります。

絶対、という方法はありません。

ただ、一つの「考え方」があると、そこから方法を発展させることが出来るようになってきます。

ここでお伝えしたことが、皆様の「一つの考え方」としてお役に立てれば幸いです。

リトミック指導案作成に役立つ本

おすすめ本 詳細
リトミック教育のための原理と指針 ダルクローズのリトミック
リトミックの理論やアプローチ方などわかりやすく解説された名著です!
リトミック論文集 リズムと音楽と教育 エミールジャック=ダルクローズ
ダルクローズの論文集。難解な本ですが、読めば読むほど彼の想いや意図が身に染みます。
子供を動かす法則 (教育新書 41)
リトミックの本ではありませんが、子どもに教えるために必要な技術が網羅されています。リトミック指導者こそ読んでおくべき必読書。

Filed Under: リトミックの指導案 関連タグ:リトミック, 指導案, 指導案の作り方

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