前回の記事でご紹介しました「スカーフ」について。
今回は、簡単にスカーフを使った活動をご紹介します。
スカーフ活動の特徴
上記リンクで紹介したスカーフ(正式にはジョーゼットスカーフ?)の大きな特徴として「ふんわり」していることが挙げられます。
「ふんわり」というと抽象的過ぎるのですが揺らしたり、宙に放った時に、一般的な「布」よりもゆっくりたなびきます。
「ティッシュ」をイメージして頂くと一番近いかもしれません。
触って感触を楽しむもよし、揺らして感覚を楽しむもよし。
また、音楽に合わせて動かすことでスカーフの動きが「音を視覚化」するかのように表現する事ができます。
それなので、感覚的にも視覚的にも乳児へのアプローチで使用できるといえます。
活動例その1「揺らす」
・音の強弱に合わせて揺らす
揺らし方は自由、小さい音の時は「そーっと」、大きい音の時は「おおきく」揺らす、という活動ができます。
身体を使って「音の強弱に反応する」といった目的が合うでしょう。
音楽ののテンポの違い、ということにも応用できます。
活動例その2「丸める開く(投げる)」
・音楽と一緒に遊ぶ
特に乳児の親子活動で楽しめるものになります。
合図で大人の手の中に丸めてしまう(一緒に子どもも手の中に丸めてしまってもよい)、その後は音楽に合わせて、ゆっくり手を開くと「ふんわり」とまるで花が咲くようにスカーフが広がります。
この時の音楽は、和音進行でいうとⅤ7ーⅠのようなカデンツァなどが合うでしょう。
また、わらべうたの「にぎりぱっちり」もピッタリです。
2歳前後だと、もっとダイナミックにすることもできます。
「手を開く」の部分を「放り投げる」にするのです。花火なんかのイメージで楽しめます。
これらの活動は、もちろん持っていき方で十分リトミックにしていけますが、
活動例その3「かぶる」
・音楽を聴き分けて使う
子どもが大好きな「おばけ」の活動として使えます。
ある音楽の時はスカーフを持って歩く、ある音楽に変わったらスカーフを「かぶって」おばけになりきる、といったものです。
「ある条件の」音楽の聴き分け、といった目的で使用できます。
しかし、スカーフといいおばけといい子どもたちにとってとても興味をそそり刺激的なものになるので、活動どころではなくなるかもしれません。
指導者の進め方、腕の見せどころとなるでしょう。
まとめ
工夫次第で色々な使い方が出来るスカーフは持っておいて損をすることはありません。
活動の合間に、ちょっと新鮮な雰囲気にするような意味合いで使用するのもよいでしょう。
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